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BMWグループ、モデル・イヤー2018 内覧会:今後の戦略について

+++エレクトロモビリティ: BMW i3 発売以来、20万台超の電気駆動モデルを提供 +++BMW i:今後BMWの全電気駆動モデルはBMW i ブランドで提供 – iX1 から iX9までの命名権を確保 +++モデル攻勢:2018年は「X」の年となる+++モビリティ・サービス: 100台のBMW i3を投入、中国でリーチ・ナウ開始

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  • エレクトロモビリティ: BMW i3 発売以来、20万台超の電気駆動モデルを提供
  • BMW i:今後BMWの全電気駆動モデルはBMW i ブランドで提供 – iX1 から iX9までの命名権を確保
  • モデル攻勢:2018年は「X」の年となる
  • モビリティ・サービス: 100台のBMW i3を投入、中国でリーチ・ナウ開始

 

2017年12月5日、ミュンヘン 

BMW AG取締役会会長:ハラルド・クルーガー

 

ご列席の皆さま、 BMWグループは、常に進歩しています。

個人的に、確信していることが二つあります。
それは、プレミアムは色あせることがなく、BMWグループが色あせることはない、
ということです。

 

なぜ、そう言えるのでしょう?

私たちは単にお約束をするだけでなく、私たち自身が実行するからです。以下の事実が裏付けとなります。

 

- 当社は、モデル攻勢を行います。

- 当社には、エレクトロモビリティおよび自律走行があります。

- そして当社には、収益性があります。

 

まず、当社の歴史上で最も大規模なモデル攻勢は、順調に推移しています。2017年から2018年にかけて、当社は合計40のニュー・モデルを投入しモデル・アップデートを行う予定です。これにはモーターサイクルが含まれていません。つまり新しいドライブトレイン・テクノロジーが当社のモデル・ラインナップに体系的に導入されることを意味しています。

 

当社のモデル攻勢は、新型BMW 5シリーズから始まり、本年11月末までに、同モデルを30万台以上販売しました。当社は10月以降、このセグメントのトップ・ポジションを取り戻しました。また、新型M5の導入でBMW 5シリーズのラインナップを締めくくりました。さらに、BMWの量産モデル中の最速モデルであるBMW M760 Liも導入しました。

 

さらに今年は、BMW 1シリーズ、2 シリーズ クーペ/コンバーチブル、4シリーズのモデル更新を行い、さらに新型6シリーズ グランツーリスモ、および新型X3、やや遅れてX2を投入しました。

 

BMW i ファミリーでは、BMW i3のモデル更新を行い、スポーツ・バージョンのi3s を導入しました。

 

MINIでは、新型カントリーマン(日本市場ではクロスオーバー)およびプラグイン・ハイブリッド・バージョン、そして初のバッテリー・エレクトリック・コンセプト・モデルを発表しました。

 

ロールス・ロイスでは、来週発表を予定している伝説的モデル「ファントム」の第8世代が控えています。

 

BMWモーターサイクルでは、ニュー・モデル投入とモデル更新を、合わせて14モデルに実施しました。

 

上記のニュー・モデルおよびモデル更新は全て、モデル攻勢の一環です。そして2018年はフェーズⅡに入ります。そこでは「ラグジュアリー」が重要な役割を果たします。ラグジュアリー・セグメントは当社の「ホーム・グラウンド」です。2018年、収益性の高いこの成長分野を以下モデルを伴って大幅に拡大します。

 

- ロールス・ロイス・ファントム、

- BMW i8 ロードスター、

- BMW 8シリーズ クーペ、

- BMW M8 、

- BMW X7、

- BMWモーターサイクル:BMW K 1600グランド・アメリカ(二輪車のラグジュアリー・モデル)

を投入します。

 

そして、今後数年間に実施されるラグジュアリー・クラスの目標は、高いセグメント・シェアを獲得すること。セールスおよび収益を大幅に増加させること。そしてトップ・モデルに共通のアイデンティティーを与え、新しい「バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ」を反映することです。

 

当社のモデル攻勢は、Xモデル攻勢と言うこともできます。BMWはSAVのパイオニアであり、先駆者です。当社は1999年以来、約550万台のBMW Xモデルを販売しています。現在当社の販売台数の約3分の1はXモデルとなっています。

 

SAVセグメントは、世界中のすべての主要な地域で成長しています。ですから私は2018年を「Xモデル」の年と呼ぶのです。コンパクト・セグメントのクールなBMW X2とラグジュアリー・クラスのBMW X7は一例です。新型BMW X3は、最初の年が始まります。そしてまもなく、新型BMW X4が登場する予定です。

 

さらに、成功を遂げたBMW Xファミリーは、引き続き電気駆動モデルを導入します。BMW X5はすでにプラグイン・ハイブリッド・モデルを導入しました。中国では、現地市場向けにBMW X1の電気駆動式ロング・ホイールベース仕様を生産しています。2020年にはピュアEVのBMW X3を発売します。この際、X と i が組み合わされます。

 

BMW i のストーリーは次のステージに入ります。今後は電気駆動を採用した全てのBMWモデルが、BMW i ブランドの下に置かれます。BMW i の命名権(ネーミングライト)を、i1 から i9 まで確保しているだけでなく、BMW Xの命名権についても、iX1 から iX9 までを保有しています。

 

二つ目のテーマに移ります。

当社は、戦略的な目標を、電動化および自律走行に明確に据えています。

 

今年のクリスマス前に、電気駆動モデルの販売台数は10万台を超える見通しです。これは2017年の目標として定めたものであり、2018年にはまた新たな目標を設定することを、皆様にお約束します。この結果を基に、皆様は当社の成功を推し量ることができると確信しています。

 

現在、当社の電気駆動モデルが世界中で20万台走行しています。そのうち9万台以上はピュアEVのBMW i3です。MINIからBMW 7シリーズに至る当社のプラグイン・ハイブリッドのラインナップは、市場におけるベンチマークとなっています。

 

エレクトロモビリティは、新たな顧客を引き付けます。BMW i3とBMW i8のコンクエスト・レート率は80%を超えています。興味深いことに、一度でも電気駆動モデルを購入すると、電気駆動モデルを購入し続けます。当社のすべきことは、お客様に一度「電気駆動モデルにしてみる」ことを納得していただくことだけです。

 

第5世代の蓄電技術およびバッテリー技術は、eモビリティの長距離化に向けた魅力あるものとなるでしょう。次の10年間では、拡大・縮小が可能なエレクトリック・モジュラー・システムのおかげで、全てのモデル・シリーズにあらゆるドライブトレインを搭載することができるようになります。

 

BMW i ビジョン・ダイナミクスは、航続距離600キロメートルを実現する魅力あふれるクルマです。エレクトロモビリティとBMWは完璧にフィットしています。

 

2025年までに、ピュアEVの12種を含む25種類の電気駆動モデルを提供します。この数に、いわゆるマイルド・ハイブリッドは含まれていません。

 

すでにご承知の通り、当社のロード・マップは、

- 2019年にピュアEVのMINIを導入、

- 2020年にはバッテリー・エレクトリック・バージョンのBMW X3を導入、

- 2021年に iNEXTを導入、となっています。

 

先週、ドイツの新たな象徴となるバッテリー・コンピテンス・センターが起工しました。 当社は、自らをeモビリティのシステム・プロバイダーと見ています。

 

このプロジェクトは、もちろん充電も考慮しています。

- チャージ・ナウ(ChargeNow)は、世界中に展開する公共料金請求サービスです。年末までに、29か国、13万か所以上の充電ステーションにアクセスできるようになります。

- 当社は、欧州の高出力充電ネットワーク「イオニティ(Ionity)」の設立をサポートしました。

- 2018年は、BMW 530e iPerformanceに非接触充電(誘導充電)を採用します。

- BMWエネルギー・サービス(Energy Services)という名前の新しいデジタル・ビジネス・セグメントを創設しました。その目的は、eモビリティが最終的に完全にエミッション・フリーになることです。

 

BMWらしいやり方で、自律走行にも取り組んでいます。「自律」とはプレミアム、つまり質の高さを意味します。自律とは、安全をも意味します。当社は強力なパートナーと共に取り組んでいきます。

 

ミュンヘン近郊のウンターシュライスハイムにある新しいキャンパスでは、2,000人以上の技術者が自律走行に取り組んでいます。当社の自律走行試験車両は、すでに世界中で活動しています。ミュンヘン、カリフォルニア、イスラエルにおいて、年末までに40台のBMW 7シリーズの自律走行試験車両が登場する予定です。

 

現在、部分的に自動化されたシステムが、すでに当社のモデルに搭載されています。BMW 5シリーズではすでに一定の時間、ステアリングから手を離すことができます。これらの機能は、今後全てのモデルに展開しています。

 

自律走行は、移動という体験を全く新しいレベルに引き上げます。個人用に特化した情報を表示し、操作するというコンセプトが重要な役割を果たします。当社は90年代後半に、初めてコネクテッド・ドライブ・サービスを開始しました。現在、道路上には1,000万台ものコネクテッド車両があります。11月現在、お客様はビジネス用スカイプ(Skype for Business)を使用することができ、今年12月にはBMWコネクテッドがグーグル・アシスタント(Google Assistant)と統合されます。

 

モビリティ・サービスが、当社のビジネス・モデルを完成させます。このたび中国でリーチ・ナウ(ReachNow)のサービスが開始しました。

 

デジタル化によって、私たちの仕事の仕方も変わります。私たちはより機敏になり、より素早く予測し、適応力をさらに高めます。例えば、ウンターシュライスハイムのキャンパスでは、すでに大規模スクラム、学際的チーム、エンド・トゥー・エンド・プロセスなどの新しいワーキング・モデルを採用しています。

 

ご列席の皆様、BMWグループは、当社が提供するものを、皆さんが頼ることができることを目標に掲げて取り組んでいきます。

 

それは当社の収益性にも当てはまります。これが3番目のテーマであり、これこそが当社の変革の基礎となります。

 

2017年1月からの9か月間で、当社は昨年度より7億ユーロ以上も多く研究開発費を割り当てました。また来年度、研究開発比率は2017年の約6%から2018年には6.5%~7%へとさらに上昇します。2018年以降は、現在の水準に戻るでしょう。

 

車両に搭載されるテクノロジーが増えるとコストも上昇します。そこは、性能と効率の改善によって補います。当社は関連する全ての先行投資に対して、内部的に資金を提供したいと考えています。当社は、自らの歩む道は自分で決めるのです。

 

もはや言うまでもなく、当社は2017年の目標を達成するでしょう。不安定な環境、ドイツや英国でのディーゼルに関する議論などの難題が控えているにも関わらず、です。

 

私は皆さんにお約束します。当社は極めて柔軟で、将来性の高い企業であり続けます。そのためにも、財政の安定と健全性は当社にとって極めて重要なのです。それらはテクノロジー企業への変革の過程でも、私たちを上手にサポートしてくれることでしょう。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

<参考>

 

燃費および排出ガスのデータ

  • BMW i3:複合モード消費電力量:12.9 kWh、複合モードCO2排出量:0 g/km
  • BMW i3s:複合モード消費電力量:14.3 kWh、複合モードCO2排出量:0 g/km
  • BMW i8クーペ:複合モード燃費:1.9リッター/100km、複合モードCO2排出量: 42 g/km、複合モード消費電力量:14.0 kWh/100 km
  • BMW i8ロードスター:複合モード燃費:2.1リッター/100km、複合モードCO2排出量:46 g/km、複合モード消費電力量:14.5 kWh/100 km
  • BMW M5:複合モード燃費:10.5リッター/100 km、複合モードCO2排出量:241 g/km
  • BMW M760Li xDrive:複合モード燃費:12.8リッター/100 km、複合モードCO2排出量:294 g/km
  • ロールス・ロイス・ファントム:複合モード燃費:13.9リッター/100km、複合モードCO2排出量:318 g/km

 

EUテスト・サイクルにおける燃費値は、規定のタイヤ・フォーマットにより異なります。

新型乗用車の公称燃費、公称CO2排出量および電力消費量に関する詳細情報は、「新型乗用車の燃費、CO2排出量および電力消費量に関するガイドライン」に記載されています。この資料は、すべての販売店、Deutschen Automobil Treuhand GmbH(DAT)、所在地:Hellmuth-Hirth-Str. 1, 73760 Ostfildern-Scharnhausen)、および同社ウェブサイト(http://www.dat.de/angebote/verlagsprodukte/leitfaden-kraftstoffverbrauch.html)で入手できます。

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