PressClub Japan · 記事.
BMW Concept Touring Coupé:時代を超えて愛される自由の象徴
19.05.2023 プレスリリース
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2023のオープニングで、BMW Concept Touring Coupéを世界初公開
ミュンヘン/チェルノッビオ発:BMWグループは、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2023のオープニングで、BMW Concept Touring Coupéを世界初公開する。1回限りの製造のために開発されたこのクローズド2シーターは、BMWの伝説的なクラシックの伝統を受け継ぎ、車の自由と共にある旅の喜びを象徴する時代を超えて愛されるモデルだ。
BMWデザインは、エレガントなスポーツカーの伝統的なボディ形状を見直し、シューティング・ブレーク・コンセプトを採用している。インテリアは、イタリアのメーカーであるポルトローナ・フラウ社により精巧に作られた革の表面が、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。シート後部のコンパートメントに荷物をたっぷり積んで、気ままな旅に出かけることができる。ラゲージはモデナのレザー工房「スケドーニ」で特別にオーダーメイドされたものだ。
時代を超えて愛されるクルマの魅力に敬意を表したオンリーワン・モデル
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2023で世界に発表されるBMW Concept Touring Coupéは、クルマを歴史的な文脈で捉えている。このユニークなクルマは、何十年にもわたってオーナーや見る人を楽しませてきた自動車史上の名車に囲まれ、自動車が持つ永遠の魅力へのオマージュとして、イタリアのチェルノッビオで発表される予定である。BMWデザインの責任者であるDomagoj Dukecは以下のように話す。「BMW Concept Touring Coupéは、本来の『駆けぬける歓び』を讃えるものです。このような非常にエモーショナルなクルマは、ドライビングの喜びに関わるすべてのものへの情熱が、時代を超えて必要不可欠であり、それは未来も変わらないことを示すものです」
手作業で作られた唯一無二のBMW Concept Touring Coupéは、伝統に裏打ちされたボディ・コンセプトと、ピュアな現代のスポーツカーのテクノロジーを融合させたものだ。そのプロポーションと名前は、1940年にミッレミリア耐久レースで優勝したBMW 328 Touring Coupéを彷彿とさせる。シューティング・ブレーク・コンセプトの機能性は、1970年代前半のBMW 02シリーズのモデル・バリエーションに由来する。このモデルは、セダンと区別するために名称に「ツーリング」を採用していた。このユニークなクルマのリヤと車内のシグネットのスタイリングは、歴史的な先代のモデルに刻まれた銘にインスパイアされている。BMW Concept Touring Coupéは、ブランドの特徴である直列6気筒エンジンを搭載し、その性能特性と洗練性は、混じりけのない純粋な『駆けぬける歓び』のシンボルとしてふさわしい。
エクステリア・デザイン:印象的なプロポーション、高級感あふれるディテール
BMW Concept Touring Coupéのデザインハイライトは、彫刻のようなリヤ・エンドだ。ルーフの流れるような輪郭はリヤのサイドパネルに滑らかにつながる。この形状はクルマのスポーティなショルダー部分を強調し、フラットなリヤ・ウィンドウとはっきりしたボディ・サーフェスが、クルマの堅実さを強調する。
サイドから見ると、シューティング・ブレーク・プロポーションをBMWらしく解釈していることがよくわかる。長いボンネット、流線型のルーフ輪郭、力強いリヤ・セクションが特徴的な2ボックス・デザインを形成する。ホフマイスター・キンクのある細長いサイド・ウィンドウのグラフィックとフレアしたリヤ・ホイール・アーチがスポーティなエレガントさを際立たせる。
スパークリング・ラリオのエクステリア・ペイントは、BMW Concept Touring Coupéのための特別仕様だ。青いガラスの薄片を埋め込み、グレー・ブラウンの色調で独特の奥行きを表現している。この効果を完成させるのはシルバー・ブロンズのアクセントと、縦方向のバーを備えた特別デザインのBMWキドニー・グリルだ。フロント20インチ、リヤ21インチの専用軽合金ホイールは、20スポークのラジアル・デザインで、カラー・アクセントとうまく調和している。複雑な実装と控えめなゴールド・カラーの表面は、この車のエレガントでスポーティな個性を強調する。
インテリア・デザイン:最高レベルのクラフトマンシップ
BMW Concept Touring Coupéのインテリアの雰囲気は、BMWらしいドライバー志向のコックピットから生まれ、素材の選択、カラー・スキーム、ワークマンシップを重視している。イタリアのレザー工房、ポルトローナ・フラウ社製の専用バイカラー・オプションにより、インテリアが水平方向に2つのカラー・セグメントに分かれている。上部セクションは運転中の集中力を高めるダークブラウン、下部は淡いサドルブラウンでインテリアに安らぎと温もりを醸し出す。
緻密なパーフォレーション、シート・ヴァレンスとスライド・バーの編み込みレザー・ストラップは、伝統的なクラフトマンシップとモダンなデザイン原則が鮮やかに融合し、インテリアの職人技を際立たせている。
モデナの老舗レザー工房「スケドーニ」がBMW Concept Touring Coupéのために特別にデザインしたラゲージにも、高品質な仕上がりと細部へのこだわりが見て取れる。オーダーメイドのセットは、大小2つのウィークエンダー・バッグとガーメント・バッグで構成され、いずれもクルマと完璧にマッチする。