BMW R 18 Roctane発表

BMW R 18の5番目のモデル

ビー・エム・ダブリュー株式会社（代表取締役社長: 長谷川正敏）は、クラシックなデザインと現代的なテクノロジーが組み合わされたクルーザー・セグメントの旗艦モデルBMW R 18（アールエイティーン）のラインアップに、カスタム・バガー・スタイルでクルージングやツーリングを楽しむことが可能な「BMW R 18 Roctane（ロクテイン）」を追加し、全国のBMW Motorrad正規ディーラーにおいて、本日より販売を開始する。

BMW R 18は、歴史にルーツを持つプレミアム・クルーザーとして、BMWの他のモーターサイクルとは異なり、設計段階からR 5などの往年のモデルを参考にしており、視覚的にも技術的にも、あらゆる面で伝統に基づいたモデルであり、ダブル・ループ鋼管フレームや、ニッケルメッキされたユニバーサル・シャフト・ドライブなど、その一つ一つの魅力的な美しさを備えている。

新型BMW R 18 Roctaneは、R 18、R 18 Classic、R 18 B、R 18 Transcontinentalに続く、R 18ファミリーの5番目のメンバーであり、BMW Motorradの歴史と伝統を継承する、最先端のモーターサイクル・テクノロジー、伝統的なデザインと魅力を融合させたモデルである。

新型BMW R 18 Roctaneには、ビッグ・ボクサーと呼ばれる水平対向2気筒エンジンが搭載される。アバス・ブラック・メタリック・マットとブラック・ハイグロス・カバーで仕上げられたエンジンは、BMW Motorradが1923年に生産を開始して以来、受け継がれてきた伝統的な空冷ボクサー・エンジンを継承しており、量産モーターサイクルに搭載された中で最もパワフルなエンジンの1つであり、排気量1,801cc、最高出力67kW（91ps）/4,750rpmを発生し、また2,000〜4,000rpmのエンジン回転域で常に150Nm以上のトルクを発生させ、優れたけん引力と深みのあるエンジン・サウンドが組み合わされている。

シャシーには、BMW Motorradが長年培ってきたフレーム・タイプの伝統を受け継いだ、ダブル・ループのチューブラー・スチールフレームが採用されている。さらに、伝説的なBMW R 5と同様の設計で製造されたリア・スイングアームには、ボルト接続したリア・アクスル・ドライブを囲む様に取り付けられている。

メーカー希望小売価格（消費税込み）

• 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金（消費税を除く）、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。
• ETC 2.0車載器を標準装備。

サスペンション・エレメントには、電子制御による調整オプションを敢えて付けず、テレスコピック・フォークと、走行感応型ダンピングと調整可能なスプリング・プリロードを備えた直結型のセントラル・スプリント・ストラットによって、優れたホイール・ガイダンスと応答性の高いサスペンションの快適性を実現している。伝説のBMW R 5と同様に、テレスコピック・フォークの固定チューブはフォーク・スリーブで包まれ、固定式フォーク・チューブの直径は49mmで、サスペンショントラベルはフロント120mm、リア90mmとなっている。さらに、フロント21インチ、リア18インチのアロイ・ホイールが、このバイクにスタイリッシュな外観を与えている。\

BMW Motorradの哲学に完全に合致した、カジュアルな、いわゆる「ミッドマウント・フットペグ」ポジションのフットレストを、新型BMW R 18 Roctaneは、採用している。シリンダーの後ろに位置するクラシックなポジションは、BMWらしさだけでなく、モーターサイクルを最適にコントロールするためのリラックスしたアクティブなライディング・ポジションを可能にしている。また、リアに向かってスリムに細くなる2段シートの採用、リア・パッセンジャー・ストラップを備え、ギア・シフト・レバーと連動したフット・ボードを装備し、黒でコーティングされたエイプ・ハンガー・ハンドル・バーが、アップライトでリラックスしたライディング・ポジションを確保している。さらに、車体と同色に塗装されたサイドパニアケースにはそれぞれ27リットルのラゲッジ・スペースがあり、ゆったりとしたクルージングやツーリングに理想的な装備を備えている。

新型BMW R 18 Roctaneには、「Rain」「Roll」「Rock」の3つのライディング・モード、ASC（オートマチック・スタビリティ・コントロール）、エンジン・ドラッグ・トルク・コントロールを標準装備し、高いレベルの走行安全性を確保している。また、坂道での発進を容易にするヒル・スタート・コントロール機能、手を暖めるグリップ・ヒーターなど、快適な操縦を可能にする装備も用意されている。

過去の象徴的なスタイリングを、新型BMW R 18 Roctaneでは、カスタム・バガー・スタイルで巧みに再解釈し、BMW R 5などのクラシック・モデルによって主に形作られたピュアなデザインを、細部において反映している。ダブル・ループのチューブ・フレーム、ティアドロップ型の燃料タンク、オープン・ドライブ・シャフト、ダブルライン塗装などにより、1936年の伝説的なボクサーを彷彿させている。燃料タンク、前後ホイール・カバー、ヘッドライト・ハウジングなど、新型BMW R 18 Roctaneのクラシックなボディ・パーツも金属製にすることにより、クラシックに相応しいスタイリングにしている。

BMW R 18ファミリーとして初めて採用された、クラシカルなデザインの丸型メーター内蔵ヘッドライトは、1936年に登場したBMW R 5以降、1970年代初頭までのBMWモーターサイクルのほとんどに採用されていた伝統的な特徴を、最先端のテクノロジーと現代的なデザインによって復活させた。文字盤の "BERLIN BUILT "のレタリングは、このモーターサイクルの起源を表しており、新型R 18 Roctaneもまた、ベルリン・シュパンダウにあるBMW Motorradの工場で製造されている。

外装色は、ブラック・ストーム・メタリックおよびミネラル・グレー・メタリック・マット*から選択可能である。
*: メーカー希望小売価格より、42,000円高になります。