新しいBMW F 800 Sの見事な芸術性　スタントの世界チャンピオン、クリスチャン・ファイファーが新しい2気筒モデルを乗りこなす

ミュンヘン発：2006年、元スタント世界チャンピオンのクリスチャン・ファイファーが、新しいBMW F800Sで息をのむようなバイクの技を披露します。昨年クリスが
試乗したのはプロトタイプだったにもかかわらず、その俊敏性と新しい2気筒エンジンの完璧なパフォーマンスに、彼はすぐに惹きつけられました。そして、クリスからフリース
タイルのシーズン開始から新たな"ワーキング・ツール"としてF800を使いたいという希望が伝えられ、発売前ではありましたが、BMW Motorradはそのリクエス
トに応えることにしました。このようにして、プロトタイプが提供され、クリス自身がそれに改造を施しました。

新しいバイクは2月、太陽が輝くフロリダの"スタント・ウォーズ"で過酷な試練をくぐり抜け、見事に大成功を収めました。"スタント・ウォーズ"はアメリカで最大のフリー
スタイルバイク大会で、プロの間では非公式の世界選手権だと考えられています。35歳のクリスは、フリーハンドのウィリー・サークルの後に230°のターンをするなど、こ
れまで誰も成し遂げられなかった技をいとも簡単にやってのけ、世界のベスト・スタント・プロフェッショナルに輝きました。競技バイクのほとんどが4気筒マシンなのに対し、
彼のF800Sは唯一の2気筒マシンでした。

クリスは、特にF 800のエンジン性能に惚れ込みました。「エンジンがとにかく素直にスロットルに反応するので、パワーがとても自然に、かつ繊細に伝わっていく。このマ
シンの前に使っていた、チェーン駆動のバイクよりもずっといい。このバイクは、僕のスタントで欲していたもの、そのものだよ。最初に乗った時すぐに良いなと思ったんだけ
ど、バランスが素晴らしい。手を加えるところは殆どなかったから、ほぼノーマルのままなんだ」
2006年、クリスチャン・ファイファーはBMW F 800Sに乗ってスタントを披露します。クリスは、2006年2月中旬に行われたチューリヒのバイクショーにおいて
ヨーロッパで初めてその姿を現し、観客は息をのむようなバイクの技に魅了されました。