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PressClub Japan · 記事.

BMW Motorrad World News 2006 Vol. 10

世界横断リレー、サドルからの眺め/スタント・ウォーズ・オンラインでファイファーの技を堪能しよう/世界には、冒険がいっぱい

BMW Motorrad

プレス担当者.

Yosuke Shiroshita
BMW グループ

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Fax: +81-3-6259-8009

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著者.

Yosuke Shiroshita
BMW グループ

*以下のニュースはBMW AG発行のニュースレターの翻訳であり、日本市場への導入とは関係の無い場合があります。

【世界横断リレー、サドルからの眺め】

ライダー達は壮大な世界一周冒険の旅に向けて、先月スペインのマドリッドを出発した。この旅は、120人のライダーがBMW R1200 GS Adventure 4台
で世界の30区間をリレー方式で走破するものだ。

この世界一周の旅ではBMW Motorrad Spain後援のもと、計30区間を4人のライダーが18ヵ月をかけ、10万キロ以上を走破する。R1200 GS
Adventureは世界の端から端まで、5大陸を走破することになる。

バルセロナ出身のサンドラ・ヴォスクイルは、この旅に参加する数少ない女性ライダーの1人だ。サンドラは既にセビリア~マラケシュ区間を走り終え、再度2007年にパリ~
マドリードの最終区間を走ることになっている。この旅を知ったのは昨年のBMW Bikermeetingで、現在ではチームの通訳もこなし、チームに無くてはならない存
在となっている。アフリカのライディング、そして厳しい区間を走り終えたことについて、彼女はこう語る。

「世界横断リレーの一番目の区間、特にモロッコでの出来事は数行で表しきれないわ。私はこれまでR80/7と新しいR1200RTに乗っていたの。ずっとアスファルトの道
でね。でもR1200 GS Adventureが、全く新しい世界を見せてくれたわ。砂漠のライディングは経験がなかった私でも、このバイクが持つ優れた性能で、ザゴラ
からフーム・ズギッドに向かう悪名高いルートも走破することができたの。毎日が冒険だったけど、絶対に忘れられないわ」

「ザゴラから早々に出発して、フーム・ズギッドに向かう国道12号線を探していたの。出発する前、あるポスターの前で何枚か写真を撮ったわ。トゥームボクツへの道は、ヒト
コブラクダ(通称アラビアン・キャメル)で52日かかる、っていう昔のポスターよ」

「想像してたよりずっと厳しいルートだってことがすぐに分かったわ。誰もが混乱してるし、気温は熱くなるし、正しい道を探し出すのに手間取りすぎているのは明らかだった。
だから、一旦、グループを組みなおして、周りを囲んでいる山の形状を整理して、ルートを検討し直したのよ」

「再スタートを切った私達を待ちかまえていたのは、砂の小山や土、石、岩だらけの道よ。私のように、こういう道でのライディングに慣れてない人には難しかったわ。それか
ら、井戸の番人風の少年の他には誰も住んでなさそうな小さな村があったの。その少年は私達に水を汲んでくれたんだけど、私達はそれを飲まずに、まずリフレッシュやクールダ
ウンに使ったの。ところが、それを見た少年は目を見開いて、固まってしまったのね。そうか、私達は彼の大事な水を無駄に使ってしまったんだわ、とわかった。それで、即刻こ
の西洋的なふるまいはやめて、水を飲み、少年に数ユーロとボールペンをあげて、感謝の気持ちを表したわ」

「数時間ほど走ると、道が分岐していたの。でも、どっちに行ったら良いか誰も分からなかったのよ。最終的に右に曲がることにしたんだけど、切り立った岩を越える道で、かな
り難しいルートだったわ。午後3時くらいに四駆に乗ったフランス人のカップルに出会ったの。そのカップルは、この先10Kmくらいはこんな道が続くよと教えてくれてね。こ
んな道があと10kmも続くなんて...って、みんな言葉を失ったわ。結局、たかが120kmに9時間もかかった。途中、道路を作ってる人を見かけたから、3年後くらいには快
適なアスファルトの道路が出来て、この距離だったら1時間くらいで走れようになるんじゃないかな」

「大変な一日を振り返って、皆で話し合った結果、当初の予定を大幅に変更せざるを得なかったの。国道111号線を通ってタゼナクトに向かうことにして、町で唯一のホテルに
チェックインしたらもう、バタンキューだったわ」


【スタント・ウォーズ・オンラインでファイファーの技を堪能しよう】

数週間前、BMWの新しいF800Sがクリスチャン・ファイファーの手により初めて競技会に出場した。ファイファーは全ての挑戦者を打ち破り、フロリダで開催された一流の
スタント・ウォーズのフリースタイル・スタント大会で、最高点で優勝した。

この大会に彼はBMW K1200Rで出場すると思われていたので、発表前のF800Sで登場すると誰もが驚いた。完璧なパフォーマンスを見せつけたクリスの映像は、ウェ
ブサイト(www.bmw-motorrad.com/motorsport)で見ることができる。

85馬力のF800Sは、南アフリカで世界デビューを果たしたばかりだ。だが彼は、BMWの新しいスポーツミドルウェイトの2気筒マシンの写真が初めて公開されたとき、
2006年の公式スタンバイクとしてこのモデルを使おうと、早々と発注を決めたのだ。

興味深いことに、クリスはF800Sをほとんど改造していない。このことで、F800Sはあらゆるスタント・ライダーやスポーツ・ライダー達に注目されることになるだろ
う。「僕のスタント・バイクは実際、標準モデルにとても近いんだ。コントロール力を上げるためにはエンジン・ブレーキをよりスムーズにする必要があって、それでギアをかな
りクロス気味にして、マッピングとセットアップに取り組んだ。そしてハンドルバーからフェアリングを取り外して、ウィリーバーを付けた。まあそんなところかな」

F800Sに関する情報は、ウェブサイト(www.seriousfun.com)で確認できる。


【世界には、冒険がいっぱい】

新しいBMW R1200GS Adventureの写真を見た瞬間、バリス・カラプナルは北京からブリュッセルまで、20日間で20ヶ国を走破するという生涯最高の旅に
出ようと決意した。そしてこの夏、バリスと妻のディレクは新しいBMWの納車を待ってユーラシア大陸横断の記録を作ろうとしている。

バリスとディレクは国際的なカップルだ。トルコ人のバリス(29)は、スイスの世界貿易機関で研究者として勤務している。政治・経済学者である彼は、ロンドンスクール・オ
ブ・エコノミクスの博士課程をもうすぐ修了する。
スウェーデン人のディレク・ケイハン(29)は、現在ロンドンのモルガンスタンレー銀行に勤めている。母国語のスウェーデン語以外にも流暢な英語とトルコ語を話す彼女は、
2007年のバイク旅行に備えてスペイン語とドイツ語を勉強している。

旅の目的はごく単純なんだよ、とバリスは語る。「世界には200もの国があって、一見の価値がある場所は何千もあるのに、休暇は年に3週間しかない。実際には1度の休暇で
5ヶ所、10ヶ所、いや20ヶ所くらいは行けるのに、1ヶ所に留まるなんてもったいない。20日間で20ヶ国を旅するなんて変わってると思うかも知れないけど、計画して、
準備して、実際にそれが達成できたら、1週間を1つの場所で過ごすなんて逆におかしいと思うはずだよ」

バイクでの世界旅行がこんな単純なものだとしたら、行けない理由なんて他にない。2人の訪問先は中国、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、ア
ゼルバイジャン、ジョージア、トルコ、ギリシャ、アルバニア、セルビア、クロアチア、ボスニア、モンテネグロ、スロベニア、イタリア、スイス、ドイツ、ベルギー、イギリス
と多岐にわたる。しかし、バリスとディレクの計画は至ってシンプルだ。4月に新しいR1200GS Adventureが納車されたら、まずウェールズのBMWライダー・
トレーニング施設でのトレーニングに参加し、ドイツのヘヒリンゲンにあるエンデューロ・パークでオフロードのトレーニングも参加することになっている。

オンロードのトレーニングは2つのギネス世界記録保持者であるケビン・サンダーズが講師を務める。19.5日で31,000kmという二輪の最速世界周航記録と、35日で
27,200kmという南北アメリカ縦断記録を持つ彼に、この旅のインスピレーションをかきたてられたとバリスは語る。

「"南北アメリカ縦断冒険ツアー"の話は聞いていた。ケビンとジュリアのギネス記録が僕らに勇気をくれたんだ。普通のカップルが、GS Adventureに乗って20日
間で世界中を旅する。彼らができるなら、きっと僕らにもできるはずだって、僕のメンタルマップ(心の中の地図)が広がったんだ」

バリスがバイクを始めたのは20才で、免許を取ってから購入したのはBMW F650。博士課程に入る際に中断してしまったバイクの世界に、昨年からまた足を踏み入れた。
新しいAdventureが発売されると知り、再びBMWマシンに乗れるのを心待ちにしている。

「最初に言っておくと、僕はエキスパートじゃない。パンクしたタイヤを交換するというのが、僕の技術的な限界なんだ。だから信頼性のあるバイクが欲しい。それに1日で
600~700kmを旅する予定だから、快適であることも重要だ。そして地理的にかなり厳しい所もあるから、優秀なバイクじゃないとだめなんだ。これを全て兼ね備えている
のがGS Adventureだし、僕らの旅にはこれに勝るバイクはない。ヘヒリンゲンでのトレーニングが楽しみだよ。このトレーニングで、あらゆる状況に対する準備も万
全だね」

この通り、夢を現実にすることは誰にでも簡単にできるのだ。それが実現できるか否かは、「心の働きと深いつながりのあるメンタルマップを、思い切って変えてみることだよ。
それがひとたび変われば、世界はもっと小さく感じるし、人生はもっと刺激的になる」とバリスは語る。

たった3週間でこのような旅を決意したきっかけは何かという問いに対しても、2人の答えはごく単純だ。「それ以上休みがないからね」とバリスは言う。「そりゃあ3ヵ月あれ
ばいいとは思うけど、現実には3週間だからね。それでも、ヨーロッパとアジア大陸の旅を諦めようとは思わなかった。世界は広いけど、僕らの休暇は短い。だから僕らのモッ
トーは"行けるとこまで行こう"なんだ」

彼らの言うことは一理ある。2006年、見果てぬ地への大冒険を計画してみてはどうだろう?あてのない旅へ・・・

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