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BMW北アメリカ、マイアミ大学/ジャクソン記念病院のウィリアム・リーマン傷害研究センターと協力して事故調査プロジェクトを設立
Tue Mar 06 12:00:00 CET 2007 プレスリリース
ウッドクリフレイク発(2007年3月2日): BMW北アメリカは、マイアミ大学/ジャクソン記念病院の名門ウィリアム・リーマン傷害研究センターと協力し、医療の分野で外傷性傷害の専門家と提携し全国的かつ多くの専門分野にわたる事故調査プロジェクト(ARP)を設立することを発表しました。チームは衝突事故における怪我の原因の特定に役立つ生体力学的事故分析を行います。その調査結果は、将来のBMW車両における新しい安全装置の開発に役立てられます。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
電話番号: +81-3-6259-8017
Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ウッドクリフレイク発(2007年3月2日): BMW北アメリカは、マイアミ大学/ジャクソン記念病院の名門ウィリアム・リーマン傷害研究センターと協力し、医療の分野
で外傷性傷害の専門家と提携し全国的かつ多くの専門分野にわたる事故調査プロジェクト(ARP)を設立することを発表しました。チームは衝突事故における怪我の原因の特定
に役立つ生体力学的事故分析を行います。その調査結果は、将来のBMW車両における新しい安全装置の開発に役立てられます。
BMW北アメリカの会長トム・パーヴェスは次のように述べています。「ウィリアム・リーマン傷害研究センターおよびマイアミ大学/ジャクソン記念病院との協力における資金
提供、そして安全への取り組みを明確に示したことを誇りに思います。BMWは、アクティブ・セーフティー(能動的安全性)およびパッシブ・セーフティー(受動的安全性)で
最も高い基準を誇ります。本プロジェクトにより、その基準はより高いものになるでしょう」
ウィリアム・リーマン傷害研究センター内にあるライダー外傷センターのディレクター、ジェフリー・オーゲンシュタイン博士は次のように述べています。「アメリカでは毎年、
病気よりも外傷によって多くの若者の命が失われています。衝突事故の実態を研究することにより、より多くの命を救える安全装置や情報にそのまま活かされます。我々は、今回
のBMWとの協力関係に興奮を覚えています」
BMWは、30年ほど前に製品デザインの改良に衝突事故の実態分析を初めて使用しました。1976年より今日に至るまで、バイエルン警察はBMWに対し、BMW車が巻き込
まれた大きな事故の報告を行っています。BMWでは警察より提供された情報を基に、車両の安全装置の性能向上を行ってきました。
本日、BMWはアメリカにおける衝突事故の実態の研究を用い、最高水準の安全技術を改良および確立することで更なる一歩を踏み出します。本プロジェクトはBMWエンジニア
リングの優れた能力と、マイアミ大学/ジャクソン記念病院のライダー外傷センターの外傷性傷害専門家による、多くの専門分野にわたる方法で取り組んでいます。BMWと外傷
センターでは、チームを派遣して事故後の車両の損害を調査し、事故の再現および怪我の生態学的評価を通じて、車両のパフォーマンスの実態について話し合います。この結果は
様々な開発部門に提供され、BMW車の開発の更なる強化に役立てられます。
米国事故調査プログラムのヘッド、ピーター・バウアー氏は次のように述べています。「自動車事故の実態を分析し安全開発を補強することは安全に対する高度な取り組みであ
り、事故の実態において、より安全な製品を作るために最も効果的なツールとなります。ドイツでの研究において広大な知識ベースを備える一方で、交通環境が違うアメリカでも
研究を進めることを決定しました」
ヘッド・プロテクションの向上
事故研究の価値は、既に劇的な証明が成されています。1997年、BMWは事故研究に基づき、自動車メーカーとして初めてヘッド・プロテクション・システム(HPS)を開
発しました。ヘッド・プロテクション・システムとサイドエアバッグの組み合わせにより左側面衝突での死亡が37%低減され、ヘッド・プロテクションが無い場合は26%の低
減に留まると、このたび米国道路安全保険協会(IIHS)が発表しました。BMWのヘッド・プロテクション・システムはどこよりも早く採用された、数多くの改良点のうちの
1つです。このように事故研究は、BMW車の安全性に影響を与えています。
アイデアの会社
他の自動車会社とは異なり、BMWは革新的な考えを追求しています。安全性、パフォーマンス、敏捷性はBMWの最優先事項であり、常に最新のテクノロジーに目を向けていま
す。BMWとリーマン傷害センターとの関係は、事故後の衝突データに基づき、怪我の危険性を予測するアルゴリズム開発の研究に資金を提供することから始まりました。これに
より、BMWでは事故処理を大幅に改善します。BMWの自動衝突通知は、車両位置を報告することで既に事故処理後のケアを提供し、さらにBMW Assistに双方向通信
を確立しています。2007年モデルでは、アルティメット・サービスの一環としてBMWセーフティ・プランが最初の4年間無料で利用できます。
ウィリアム・リーマン傷害研究センター
国際的に認知されているウィリアム・リーマン傷害研究センターはミラー医科大学の一部で、ジャクソン記念病院のライダー外傷センター内にあります。1991年より、アメリ
カ運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)が資金提供を開始しました。ライダー外傷センターおよびウィリアム・リーマン傷害研究センターのディレクター、ジェフリー・
オーゲンシュタイン医学博士は、自動車に関連した死亡および負傷事故防止のための国家モデルの確立に取り組んでいます。15年におよぶ研究では、どのように自動車事故で負
傷するのか、それらの怪我を軽減するために何ができるかに集中しています。現在センターへの資金提供は、連邦政府と企業が行っています。
アメリカのBMW Group
BMW北アメリカは1975年に設立され、ロールス・ロイス・モーターカーズ北アメリカは2003年より車両の販売を開始しました。アメリカにおけるBMW Groupは
BMW、MINI、ロールス・ロイスブランドのマーケティング、セールス、ファイナンシャル・サービス、さらにカリフォルニア州の工業デザイン会社
DesignworksUSA、シリコンバレーのテクノロジー・オフィス、その他様々な業務をアメリカ全土で展開しています。BMW Groupの世界的な生産ネットワー
クの一翼を担うサウスカロライナ州のBMW Manufacturingは、Z4の全モデルとX5の生産を担当しています。アメリカにおけるBMW Groupのセールス
ネットワークは、乗用車センターが339、SAVセンターが334、モーターサイクルディーラーが143、MINIディーラーが81、ロールス・ロイスディーラーが30拠
点です。BMW Groupの北米・中米・南米の販売を統括するBMW(US)Holding社は、ニュージャージー州ウッドクリフレイクに本社を置いています。
BMW Groupに関する情報は、以下のサイトをご覧ください。
www.bmwgroupna.com
www.bmwusa.com
www.bmwmotorradusa.com
www.miniusa.com
www.rolls-roycemotorcars.com