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BMWインド・チェンナイ工場、操業開始 成長市場で現地生産に着手
Fri Mar 30 12:00:00 CEST 2007 プレスリリース
ミュンヘン発:2007年3月29日、BMW Groupはチェンナイ工場の開設式を行いました。デリーの販売子会社は2007年初頭より営業を開始しており、今回の工場開設は、それに続くインドという新興成長市場における重要なステップとなります。販売網および工場に対する累積投資額は、約2000万ユーロに上ります。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
電話番号: +81-3-6259-8017
Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ミュンヘン発:2007年3月29日、BMW Groupはチェンナイ工場の開設式を行いました。デリーの販売子会社は2007年初頭より営業を開始しており、今回の工場
開設は、それに続くインドという新興成長市場における重要なステップとなります。販売網および工場に対する累積投資額は、約2000万ユーロに上ります。
長期の成長に向けて
チェンナイで行われた開設式において、BMW AG取締役会長ノルベルト・ライトホーファー博士は「特にプレミアム・セグメントは、インドで大きな成長の可能性がありま
す。今回の工場新設は、収益性のある成長に向けた長期計画の支えとなるものです」と述べています。新しい生産施設のみならず、強力な販売体制を築いてきたことにより拡大へ
の道が開かれたのです。BMW Groupは過去10年にわたり、ディーラーネットワークを介してインド市場で活発に活動してきました。BMW Groupの販売子会社の
設立は、インドの新興成長市場において重要な基盤を築く鍵となる必然的一歩です。2007年の初めより、デリーにおいて、販売子会社が営業を開始しました。インド亜大陸の
大都市を全て網羅するディーラーネットワーク構築に向けた、初めの一歩です。
インドから、インドのためのプレミアム製品
工場をチェンナイに置くという決定は、「生産は市場に従う」という戦略に基づいています。工場新設について、BMW AG生産担当取締役フランク=ペーター・アーントは
「現地生産という戦略に取ったことにより、我々は、長期的に成長の可能性がある市場において、プレミアムセグメントを創設し開拓していく機会がもたらされました。インドで
は、BMWブランドの主軸である3シリーズと5シリーズを現地生産します。インドの"ローカル・プレーヤー"として活動できることを嬉しく思います」と述べています。
BMWチェンナイ工場はインド南西のタミルナド地域、チェンナイの約40km北西(元マヒンドラ・ワールド・シティ工業団地のマドラス)に位置しています。総面積は
89,000 m²、生産エリアは13,000 m²です。12ヶ月の建築期間を経て、2007年2月には最初の3シリーズが新工場からラインオフしました。
当初、BMWチェンナイ工場には約120名の従業員を雇用し、単一シフトで年間約1,700台を生産します。チェンナイ工場で生産される3シリーズと5シリーズは、インド
市場向けです。お客様のオーダーに基づく仕様で生産され、プレミアム品質で出荷されます。BMW Groupの国際標準は、当然インドの現地生産にも適用されます。チェン
ナイ工場で生産される各車両は、最終的な外観検査と走行テストを受けてから出荷され、BMW Group規定品質が保証されています。テストには乗員コンパートメントの密
閉性検査、可動ローラー上での走行検査、実地の走行検査などがあり、全生産車の全てのシステムが滑らかに動作することを確認します。さらにBMWの持つ幅広くて魅力的なラ
インナップを消費者に提供すべく、7シリーズ、X5、X3といった他のモデルシリーズは輸入販売されます。
生産拠点の選定でチェンナイが選ばれたのは、広範囲にわたる様々な基準を最高の条件で満たしているからです。1つは、他の自動車メーカーが既に存在し、自動車部品サプライ
ヤーが存在していることでした。さらに、チェンナイには能力の高い労働力が集まっています。そして国際空港、道路網、港といったロジスティクスも完備されています。開設式
において工場長のシュテファン・ヒュルゼンベルグは、「チェンナイは理想的な場所であり、モチベーションの高いチームと一緒にBMW Groupの生産ネットワークを拡大
できることを非常に嬉しく思います」と述べています。
優れた従業員
最新の作業工程、最先端の工場技術の他にも、プレミアム製品の生産には優秀な従業員の存在が重要な役割を果たします。BMWチェンナイ工場の従業員は、全員が10年の学校
教育を修了し、さらに数年間のトレーニングも積んでいます。従業員の88%は、自動車業界での経験を有しています。現地採用された120名の大部分はタイにあるBMW工場
でトレーニングを受け、チェンナイ工場での生産に携わるための習熟レベルに達しています。工場建設を担当するプロジェクトチームは、ミュンヘン、レーゲンスブルグ、ディン
ゴルフィンからの協力を得ました。BMW Groupが世界に誇るプレミアム品質が、BMWチェンナイ工場でも提供されるよう、全ての手段が講じられています。
BMW Groupについて
BMW Groupには、90年にわたり成功を続けてきた実績があります。現在、BMW Groupは世界の大手自動車メーカーのトップ10に入っています。BMW、
MINI、ロールス・ロイスブランドは、乗用車セクターで最も強いプレミアムブランドです。
2006年はBMW Groupにとってこれまでで最も成功した年になり、税引き前利益は41億2400万ユーロに達しました。BMW、MINI、ロールス・ロイスブラン
ド全体の販売台数は過去最高の1,373,970台に達し、二輪車の販売台数も過去最高の100,064台を達成しました。BMW Groupの従業員数は、全世界で合計
106,575人です。