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最高水準の安全性 MINI CooperがEURO NCAP自動車衝突安全テストで5つ星に輝く
Fri Apr 20 12:00:00 CEST 2007 プレスリリース
ミュンヘン発: ニューMINIは楽しいだけでなく、セグメント内でも最高の安全性を誇ります。このたび、ニューMINIの極めて有効なパッシブ・セーフティーのシステムがEURO NCAP自動車衝突安全テストで最高得点を獲得しました。ニューMINI Cooperの優れた安全性が5つ星を獲得したことで、乗員安全性の分野でもこのスモール・プレミアム車がBMW Groupの最高水準の安全性、そして小さいながらも総合的な安全性を備えていることを証明しました。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
電話番号: +81-3-6259-8017
Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ミュンヘン発: ニューMINIは楽しいだけでなく、セグメント内でも最高の安全性を誇ります。このたび、ニューMINIの極めて有効なパッシブ・セーフティーのシステム
がEURO NCAP自動車衝突安全テストで最高得点を獲得しました。ニューMINI Cooperの優れた安全性が5つ星を獲得したことで、乗員安全性の分野でもこのス
モール・プレミアム車がBMW Groupの最高水準の安全性、そして小さいながらも総合的な安全性を備えていることを証明しました。
EURO NCAP自動車衝突安全テストにおいて、ニューMINI Cooperは正面、側面およびポール衝突の試験で優れた結果を残し、乗員に対する怪我の危険性があら
ゆるケースで極めて低いと言いうことを証明しました。
ニューMINI Cooperは正面衝突における車の変形挙動で16ポイント中13ポイントを獲得、さらに側面および円柱衝突における変形挙動で18ポイント中16ポイン
トを獲得しました。これらが総合的に評価されました。さらにニューMINI Cooperのチャイルド・セーフティーも平均を上回る結果を残しています。
厳密に定義された車体構造から、電子制御された拘束システム、堅固なパッセンジャー・セルなど、MINIの総合的セーフティー・コンセプトがこのような優れた結果につな
がったと言えます。
ニューMINI Cooperには合計6個のエアバッグが標準装備され、さらに4つの座席全てに3点式シートベルト、後部シートにはISOFIXチャイルド・シート固定装
置が装備されています。運転席および助手席は、フロントおよびサイド・エアバッグで保護されます。サイド・エアバッグは前席シートのサイド・サポート部分外側に内蔵されて
おり、ドライバーと助手席乗員の胸部を保護します。
大きなカーテン式ヘッド・エアバッグは、必要なときにルーフ・ライニングから展開し、前席および後席乗員の頭部を保護します。さらに前部シートのシートベルトには、ベル
ト・テンショナーとベルト・フォース・リミッターが装備されています。
これらの能動的拘束装置(ベルト・テンショナー、エアバッグ)は、集中制御安全システムが制御しています。Bピラー内蔵および床下中央に取り付けられたクラッシュ・セン
サーで衝撃力と方向を測定し、測定データに基づき事故の状況に合わせて最適な拘束装置および安全装置を起動させます。
ニューMINIには、全てのシートにベルト警告灯も装備されています。また、チャイルド・シートを助手席に取り付けた場合などには前部エアバッグが解除されたことを示す信
号が点灯します。
ニューMINI CooperがEURO NCAP自動車衝突安全テストにおいて最高の5つ星を獲得したことで、BMW Groupの車両開発における高水準の安全性が裏
付けられる結果となりました。NCAPのテスト方法は、新車に課せられるテストの中でも世界で一番厳しいテストと認識されています。EURO NCAPテストは、ヨーロッ
パの政府や自動車クラブ、消費者保護組織に認められた事故安全性の基準となっています。このようなNCAP衝突安全テストは、アメリカと日本でも実施されています。
EURO NCAP衝突安全テストで最も重要となるのは、特定の条件化における前面および側面の衝突です。このオフセット衝突と呼ばれる衝突試験では、速度
64km/h(40mph)で車体前面の40%だけを変形可能な障害物に衝突させます。その結果、衝突時の衝撃力は車両の前方部分にのみ作用しますが、これらの衝撃エネル
ギーは拡散して車両全体に出来る限り吸収される必要があります。
ニューMINIの場合、予め規定された軌道に従って車両に作用するエネルギーを転換および吸収することにより、衝突時の衝撃の拡散を行います。このために床下、壁面、バル
クヘッド、前面部、後部、ルーフ、さらにクラッシュボックスのサイズや位置において、耐力構造が厳密に調整され、1つに統合されています。最も重要なのは、ひどい衝突の場
合でもパッセンジャー・セルの形や領域を生存域として保持することです。
EURO NCAP衝突安全テストの側面衝突試験では、速度50km/hで静止しているバリアーに衝突させます。このテストでは付加要素として、直径25cmのポールを速
度29km/h(18mph)で車両側面に衝突させた場合の乗員の頭部への影響のテストも含まれます。ニューMINI Cooperは、変形も軽度で、怪我の危険性を最小
限に留め、この課題を模範的な結果で克服したのです。
衝突の危険性を軽減するために、ニューMINIの開発当初よりパッシブ・セーフティーに加えて、アクティブ・セーフティーにも焦点を当ててきました。ニューMINI
Cooperのアンチ・ロック・ブレーキ、ブレーキ・アシスト、コーナリング・ブレーキ・コントロール(CBC)、エレクトロニック・ブレーキ・フォース・ディストリ
ビューション(EBFD)といった非常に効果的なブレーキシステムの他にも、スイッチ操作で作動解除できるオートマチック・スタビリティ・コントロール+トラクション
(ASC+T)やダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)がオプションとして用意されています。
全てのニューMINIには、車輪の速度を比較してタイヤ空気圧を常時モニターするタイヤ・パンク表示機能も装備されています。タイヤ空気圧が標準よりも30%以上落ちた場
合に、自動的に警告灯が点灯します。これにより、パンクによる事故の危険性が削減されます。
さらに重要な安全機能として、全てのニューMINIにはパンクしても一定距離を走行できる特性を持ったランフラット・タイヤがオプションとして用意されています。
MINI Cooper Sには標準装備されています。