BMW Motorradモータースポーツチーム、総合16位でル・マンを完走

BMW Motorradモータースポーツチーム、総合16位でル・マンを完走

ミュンヘン／ル・マン発（2007年4月23日）： 2007年4月22日（日）午後3時、ル・マンで開催される第30回"24時間耐久レース"のチェッカーフラグが振ら
れました。その直後にBMW Motorradモータースポーツチームのリコ・ペンツコーファーがゴールを切り、総合16位に入るという快挙を達成しました。

今回のレースでは、BMW Motorradモータースポーツチームのゼネラルマネージャー、ベルティ・ハウザー率いる総勢28名のファクトリーチームが皆の予想を良い意
味で裏切りました。BMW R 1200 Sをベースにしたスポーツ・ボクサーは、技術的な問題が1度も発生することなく、完璧な動作で3人のライダーをゴールラインに導
いたのです。

全長4.18kmの有名なフランスのサーキットでは、木曜と金曜に行われた予選で世界の56チームが予選を通過しました。美しい陽光が降り注ぐ26℃という気温の中、今年
のワールド・エンデューロ・チャンピオンシップの初戦が土曜の午後3時にスタートを切り、9万人の観衆を沸かせました。

トーマス・ヒンターライターが素晴らしいスタートを見せ、チームのモチベーションと気迫はスタートから最高潮に達しました。

総距離3244km以上のコースをBMWのスポーツ・ボクサーはオープンクラスで776ラップ以上を走り、スーパーバイククラス、スーパーストッククラス、スーパープロダ
クションクラスのライバルマシンと対戦しました。

馬力ではライバルマシンの日本勢よりも落ちるものの、チームライダーのトーマス・ヒンターラーター、リコ・ペンツコーファー、マーカス・バースは、コーナーで大胆にもブ
レーキをぎりぎりまで引っ張り、スピード感溢れる展開で水平対抗2気筒のパワーを見せつけました。スターティング・グリッドでは37位でしたが、17位までその順位を伸ば
しました。ピット・ストップやライダー交代もスムーズに行われました。

24時間耐久レースはチームのみならずマシンにも過酷なので、日曜の本選に間に合わせることができたのは33チームだけでした。ヨーロッパメーカーの中でBMWのスポー
ツ・ボクサーだけが、長い距離を何の問題もなく走りきったのです。

ディレクターのベルティ・ハウザーは、今回の結果に喜び次のように述べています。「まさかここまで来ることができるとは思っていませんでした。これはチームが成し遂げた偉
業であり、6ヵ月間にわたる激務が素晴らしい形で報われました。次回のレースに向けて、大きな自信がつきました」

そしてBMW Motorradモータースポーツチームは、7月7日・8日にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで開催される24時間耐久レースに参戦します。