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2007年第1四半期のBMW Group、順調に推移 ユーロ高などの影響を受けるも、年間の収益および販売台数の予測を達成する見込み
Thu May 10 15:00:00 CEST 2007 プレスリリース
ミュンヘン発(2007年5月3日): BMW Groupは、厳しい状況にもかかわらず第1四半期も順調な推移を見せています。当初の予測通り、ユーロ高が続く為替レートや原材料価格の高騰、ニューモデルの初期経費といった影響がありました。さらに ロールス・ロイス社株の他社株転換債の一時利益により昨年の第1四半期に非現金費用が増加し、利益に変更が生じました。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ミュンヘン発(2007年5月3日): BMW Groupは、厳しい状況にもかかわらず第1四半期も順調な推移を見せています。当初の予測通り、ユーロ高が続く為替レー
トや原材料価格の高騰、ニューモデルの初期経費といった影響がありました。さらに ロールス・ロイス社株の他社株転換債の一時利益により昨年の第1四半期に非現金費用が増
加し、利益に変更が生じました。
2007年第1四半期の売上高は、前年同期(116億1800万ユーロ)を2.9%上回る119億5100万ユーロとなりました。税引き前利益は前年同期(12億
9600万 ユーロ)を34.3%下回る8億5200万ユーロとなりましたが、前年同期の数字にはロールス・ロイス社株の他社株転換債の一時利益3億7500万ユーロが含
まれています。一時利益を除いたGroupの利益は、11.7%減となりました。この減益にはユーロ高、一連のモデルチェンジおよび初期経費が影響しています。税引き前利
益は、前年同期(9億4800万ユーロ)を38.1%下回る5億8700万ユーロに留まりました。
今後数ヶ月のうちに、業績は著しく向上
第1四半期の業績は、BMW Groupの予測に合致しています。生産や販売の開始時には多くの初期経費がかかりますが、ニューモデルの導入は将来的に利益を生みます。
BMW AG取締役会ノルベルト・ライトホーファー会長は次のように述べています。「今後数ヶ月のうちに、業績は著しく向上すると思っております。今年に入って3ヵ月、
我々は年間目標の達成に向けて着実に歩んでいます。BMW Groupは 1桁台後半の成長率、140万台以上の販売台数達成ならびにロールス・ロイス社株の他社株転
換債の一時利益を除外して過去最高を記録した前年度を上回る税引き前利益を達成する見込みです」
前年度ほどの影響ではなくとも、ユーロ高が続く為替レートや原材料価格の高騰は今後も継続すると思われます。一方、3つのブランド全てにおいて販売台数の新記録を達成する
ことが利益につながります。BMW Groupは、効率性および生産性の向上を継続的に実施していきます。
従業員数も増減なし
第1四半期末現在でのBMW Groupの従業員数は、前年同期(106,179人)を0.6%上回る106,855人となりました。2006年12月31日(10万
6,575人)と比較し、0.3%の増加となりました。
多くのニューモデルを発売
今年もBMW Groupは、多くのニューモデルを発売していきます。ニューBMW 3シリーズ・カブリオレ、さらに1シリーズ、5シリーズ・セダン、ツーリングのマイ
ナーチェンジが3月末に発売されました。2006年11月にアメリカで発売されたニューBMW X5は、ヨーロッパとアジアの市場でも販売が開始されました。同様に、
ニューMINIは第1四半期末までに主要市場で販売が開始され、4月末にはMINI OneおよびMINI Cooper Dが新たに加わります。MINI
Clubmanも、今年後半に発売される予定です。さらにBMW 1シリーズの3ドア・バージョンが5月より、BMW M5ツーリングが5月末より発売されます。ロール
ス・ロイスのファントム・ドロップヘッド・クーペは、2007年夏から納入されます。モーターサイクル部門の製品攻勢は、今年も継続されます。
第1四半期の販売台数、わずかに増加
これまでの第1四半期の中でも、今年度の販売台数が過去最高となりました。モデルチェンジがあったにもかかわらず、BMW、MINI、ロールス・ロイスブランド合計の販売
台数は前年同期(332,923台)を0.1%上回る333,276台となりました。販売台数は、ニューモデルが貢献し今後数ヶ月で大幅に増加する見込みです。
BMWブランド単体の第1四半期の販売台数は、前年同期(283,297台)を1.0%上回る286,185台となりました。MINIブランドは、MINI Oneと
MINI Cooper Dの発売時期が4月末で製品構成が制限されていたため、販売台数は前年同期(49,519台)を5.1%下回る46,978台となりました。
ニューモデルの登場により、MINIブランドの販売台数は大幅な増加が見込まれています。
超高級車部門のロールス・ロイスブランドは、特に北アメリカとアジアでの成長が著しく、ファントムの販売台数が前年同期(107台)を5.6%上回る113台となりまし
た。さらにロールス・ロイスブランドでは、最高の国際安全基準を満たすニューモデルを発表する予定で、まずはヨーロッパと中東で発売される予定です。
乗用車部分の税引き前利益は、前述の通りユーロ高および原材料価格の高騰、 モデルチェンジなどの影響を受けました。税引き前利益は前年同期(7億6100万ユーロ)を
20.0%下回る6億900万ユーロへとなり、収益は前年同期(112億3100万ユーロ)を1.7%上回る114億1800万ユーロとなりました。
モーターサイクル部門はニューモデルにより順調な伸び
モーターサイクル部門は、ニューモデルにより順調に伸び続けています。販売台数は前年同期(19,051台)を20.9%も大幅に上回る23,029台に達しました。モー
ターサイクル部門の第1四半期の収益は前年同期(3億1300万ユーロ)を17.3%上回る3億6700万ユーロとなり、税引き前利益も前年同期(2900万ユーロ)を
17.2%上回る3400万ユーロに達しました。
ファイナンシャル・サービス部門も引き続き好調
ファイナンシャル・サービス部門の第1四半期は引き続き好調でした。貸借対照表に計上された実績では、前年同期(407億9600万ユーロ)を12.1%上回る457億
2700万ユーロとなりました。リースおよびローン契約数は前年同期を10.3%上回る2,337,645件に達しました。また、新規BMW Group車の融資は
44.2%で、前年を2.7%上回りました。収益は前年同期(27億3800万ユーロ)を12.6%上回る30億8300万ユーロへとなり、税引き前利益は前年同期(1億
7300万ユーロ)を5.8%上回る1億8300万ユーロとなりました。
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3月31日現在の中間報告書は、www.bmwgroup.com/ir よりダウンロード可能です。