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ニューヨーク市長 マイケル・R・ブルームバーグ氏が市政方針演説においてBMW Groupが電気自動車 MINI E(ミニ・イー)をニューヨーク市に貸与することを発表
Thu Jan 22 00:00:00 CET 2009 プレスリリース
ニューヨーク発:ニューヨーク市長 マイケル・R・ブルームバーグは2009年1月15日の市政の方針演説において、BMW Groupがニューヨーク市に電気自動車、MINI E(ミニ・イー)を貸与することを発表しました。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
電話番号: +81-3-6259-8017
Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ニューヨーク発:ニューヨーク市長 マイケル・R・ブルームバーグは2009年1月15日の市政の方針演説において、BMW Groupがニューヨーク市に電気自動車、
MINI E(ミニ・イー)を貸与することを発表しました。
MINI Eはニューヨーク市によって設定されたSCOUT(Street Condition Observation Unit)という組織の活動のなかで使用され、
同時に電気自動車の日常生活での使用の可能性について実証実験を行ないます。SCOUTはニューヨーク市の路上の状況を監査する組織で、落書きやでこぼこの道路など市民の
生活に影響を及ぼす状況を報告し、市の関係者に状況改善を促します。MINI EはSCOUTの調査員たちによって、問題発見のためにニューヨーク市内の路上の至る所を走
行します。MINI Eは4月の上旬からこの活動を開始する予定です。
MINI Eは、BMW Groupが掲げるProject iの最初の成果物です。「Project i(プロジェクト・アイ)」は大都市部でのモビリティに向けた画期
的コンセプトの開発を目指しており、電動式パワートレインの活用は、現在BMW Groupが積極的に推進しているプロジェクトです。
"持続可能な交通手段を発展させるため、ニューヨーク市と共同で作業できることを光栄に思います。"MINI USAの副社長 ジム・マクドウェルは述べています。"ブ
ルームバーグ市長が掲げる"PlaNYC*"は持続可能な社会の重要性に対する熱心な理解をはっきりと示しています。我々は市長の新しい概念や技術、交通手段をさらに発展
させて、実現させていこうとするビジョンと情熱に共感します。我々にとっては、ゼロ・エミッション車両であるMINI Eは、BMW Groupによっては最初の一歩に過
ぎません。"
*PlaNYC: 2030年までにニューヨーク市の温室効果ガスの発生を30%削減しようとする計画
MINI Eは、一回の充電で150マイル以上も走行することができ、MINI Cooper同様の俊敏さやきびきびとしたハンドリング性能を兼ね備えています。201馬
力のパワーに相当する150kWの電気モーターを搭載しており、高性能な充電式リチウムイオン・バッテリーから電力をチャージします。ロサンゼルス・モーターショーで初披
露されたこのMINI Eは0-100kmの加速は8.5秒で、最高速度は電子制御で152km/hに制限されています。MINI EのユーザーのガレージにはMINIに
よって特別なウォールボックス(壁面取付用配線ボックス)が設置され、充電開始から約2時間半で充電を完了することができます。
BMWグループによって生産された500台のMINI Eは、アメリカ国内においてはニューヨークだけではなく、ニュージャージー、ロサンゼルスなどの都市部において展開
されます。このほか、ベルリン、ロンドンでもテスト目的でも展開される予定です。500台のなかの450台は一般のお客様からMINIUSA.comのサイトで応募を受け
付け、リース貸与します。残りの50台については、ニューヨーク市のSCOUTの例のように、広範囲かつ集中的に特定の目的のために使用されます。MINI Eのユーザー
はBMW Groupと共同で、このプロジェクトの科学的な評価をサポートする役割を果たします。MINI Eのエンジニアは、ドライバーと定期的に情報交換することをと
ても重視しています。こうした情報をもとに、ドライバーの行動やクルマ自体の特性を分析することで、限られた用途の中で純粋な電気駆動車両に求められる最も正確で現実的な
要求を把握することにつながります。
BMW Groupはニューヨーク市とは異なった状況でテストを行なうためにロサンゼルス市へもMINI Eを展開しています。