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BMWジャパン、自動車メーカーとして日本で初めて水性補修塗料を新車整備センターに導入
Tue Dec 04 12:00:00 CET 2001 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社では、11月より、国内他メーカーに先駆け日本で初めて、補修用塗料として水性塗料を、新車整備センターに全面的に導入します。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
電話番号: +81-3-6259-8017
Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、会長:マンフレート・エルムリッヒ)では、11月より、国内他メーカーに先駆け日本で初めて、補修
用塗料として水性塗料を、新車整備センターに全面的に導入します。
一般的に、水性塗料は大気保全及び作業員の健康に寄与するというメリットは大きいものの、従来からの有機溶剤塗料と比べて作業性が悪く、また、新たに大規模な設備投資が必
要とされるため、補修用塗料としての日本での本格採用は前例がありません。しかしながら、新車整備センターでは、世界で一番厳しいとされる欧州の環境規制に則り環境対策に
常に自主的に取り組んで来た経緯から、塗料メーカーである日本油脂BASFコーティングス株式会社と、6年にわたり水性塗料採用に向けて協力関係を深めてきました。この
間、段階的に、塗装設備及び工程の改善、社員の教育などを行い、今回、日本油脂BASFコーティングス株式会社の水性塗料"オニキスHD"を本格導入することを決定しまし
た。11月から漸次移行を開始し、2002年5月までには、全面的に水性塗料
への移行を完了する予定です。
地球温暖化や大気汚染の原因とも言われるVOC(揮発性有機化合物)について、日本では法規制の制定が遅れています。日本自動車メーカーも、新車塗料に関しては水性化を進
めていますが、補修塗料への対応は着手していないのが現状です。BMWジャパン新車整備センターでは2000年7月にOHSAS 18001の認証を取得し、1997年
7月取得のISO 9002及び1999年9月取得のISO 14001と併せて、日本の自動車業界としては初めて品質、環境及び労働安全衛生の統合マネジメントシステム
を構築していますが、今回の水性塗料採用により、更に一歩、環境及び労働衛生面での自主取り組みを深化させたことになります。
持続可能な成長を標榜するBMWグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、他メーカーに先駆け、1989年に欧州では初めてドイツ・レーゲンスブルグ工場に水性塗料を導入
し、その後いち早く全工場の水性塗料化を完了した他、1997年には同ディンゴルフィング工場に自動車メーカーとしては世界で初めてパウダートップコート技術を導入してい
ます。