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最高の安全性を誇るBMW X5が5つ星を獲得 (6月26日発表)
Tue Jul 01 12:00:00 CEST 2003 プレスリリース
ミュンヘン発: BMW製スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)であるBMW X5は、最新のユーロNCAP衝突試験において、トータル33ポイントを獲得し、やすやすと5つ星評価に必要なポイント数を達成したことで、またしてもこの車の傑出した安全基準を証明することになりました。さらにこのBMW X5は、ユーロNCAP衝突試験で5つ星を獲得した世界初の「大型オフローダー」にもなりました。
BMW X5: Top Safety Wins 5-Star Award.
2003年6月26日
ミュンヘン発: BMW製スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)であるBMW X5は、最新のユーロNCAP衝突試験において、トータル33ポイントを獲得し、や
すやすと5つ星評価に必要なポイント数を達成したことで、またしてもこの車の傑出した安全基準を証明することになりました。さらにこのBMW X5は、ユーロNCAP衝突
試験で5つ星を獲得した世界初の「大型オフローダー」にもなりました。
この成果は、デザイン、ダイナミズム、それに安全性など、全てのBMW車に共通する特性がX5にも資質として顕在する事実を強調するものです。したがって、BMW X5ス
ポーツ・アクティビティ・ビークルの魅力的なデザインは、BMW製サルーンのスポーティで快適な特性、そしてオフローダーとしてさまざまなクロス・カントリーを走破する能
力と組み合わされています。同様に、BMW X5は安全面においてもブランドを代表する輝かしい一例となっています。独立懸架式サスペンションにスタビリティ・システム
DSCが組み合わされたこの車両のサスペンションは、このクラスの車両におけるアクティブ・セーフティの基準を確立しています。今回、X5がユーロNCAP衝突試験で獲得
した5つ星は、以前に実施された複数の衝突試験ですでに証明済みであるハイレベルのパッシブ・セーフティ性能を改めて立証するものです。すでに2000年には、米国道路交
通安全保険協会(IIHS)が実施した衝突試験において、BMW X5は当時の車両としては最高の成績を記録していたのです。
ユーロNCAP衝突試験-厳格な自動車検査基準
新車評価プログラム(New Car Assessment Programme)の頭文字であるNCAPは、自動車を対象とする最も厳しい衝突試験であることを意味して
います。このユーロNCAP衝突試験は、欧州の各国政府や消費者保護団体、それに自動車クラブが承認したテストです。その評価基準はますます厳しくなってゆく一方ですが、
同時にヨーロッパにおける衝突テストの有力な評価基準になっています。同様のNCAP試験方法は、日本と米国において採用されています。
ユーロNCAP衝突試験は、前面衝突、側面衝突、ポール衝突の3種類の試験で構成されています。BMW X5は、前面衝突試験で16点満点中13点を獲得する一方、側面衝
突試験およびポール衝突試験の統合評価では18点満点を記録しました。したがってX5の場合、ユーロNCAPが実施したすべての衝突試験において、搭乗者全員が障害を負う
危険性は極めて低いことが立証されたことになります。
ユーロNCAPの前面衝突試験は、すべてのクラッシュ・テストの中で最も過酷な試験の1つだと考えられています。このオフセット衝突と呼ばれる衝突試験では、車両を時速
64.5 kmで移動させ、車両前面の幅の40%だけを、変形可能な障害物に衝突させます。その結果、衝突時の衝撃力は車両のフロント・エンド部分だけに作用しますが、こ
れらの衝突エネルギーは車両の全幅全体にわたって、できる限り制御された形で分散させる必要があります。BMW X5の場合は、複数の衝突エネルギー導入点が縦方向の衝撃
力を受け、その衝撃力をシャシー、サイド・メンバー、サイド・フレーム、そしてトランスミッション・トンネルへと分散します。
側面衝突試験およびポール衝突試験における最適な保護機能
側面衝突試験では、変形可能なバリアを時速50km/hの速度で、静止している車両に衝突させます。このテストでX5は満点を獲得しました。もう1つのポール衝突試験で
は、車両を時速29km/hの速度で移動させて、着座した成人の頭部中心に相当する高さに設定した直径25cmの垂直に立ったスチール製円柱(ポール)に衝突させます。
X5の場合、頭部のHIC値(頭部損傷評価基準)は、衝突審査員がこのテストで再度、最高得点を与えるほど安定していることが証明されました。
フレーム構造に代わるモノコック・ボディ
BMW X5が衝突事故の際にこのような賞賛に値する乗員保護機能を発揮することは、大型オフローダー・クラスではまさに特筆に値する素晴らしいことです。起伏の激しい路
面をオフロード走行できるように設計された、従来型フレーム構造のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)は、衝突時に発生するエネルギーを吸収することが比較的困
難であるのに対して、BMW製スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のX5は、フレーム構造を採用する代わりに一般的に乗用車に使用されている軽量モノコック ボ
ディを採り入れているため、フレーム構造式の車両と比べてかなり多くの衝突エネルギーを吸収することができます。したがって、搭乗員に作用する負荷は、シートベルトやエア
バッグなどの乗員保護装置が作動する前段階でも軽減されます。
最高レベルのアクティブ・セーフティ、パッシブ・セーフティ
構造的に本来備わっている優れた衝突安全ゾーンに加え、豊富な装備品が装着されたX5は、最高レベルのパッシブ・セーフティをユーザーに提供します。乗員保護機能は、最大
10個のエアバッグ(2段階式インテリジェント・フロント・エアバッグとITSヘッド・エアバッグを含む)、自動巻取り式3点式シートベルト(全席)、シートベルト・テン
ショナー、ベルトフォース・リミッター、ベルト磨耗検知/着席検知機能、およびISOFIXチャイルドシート固定具などによって発揮されます。
それ以前にまず事故を発生させないよう、BMWの開発エンジニアはアクティブ・セーフティ・システムにも最大限の努力を払いました。卓越したサスペンション、低重心、そし
てほぼ理想的な 52:48の前後軸荷重配分は、電子制御式スタビリティ・マネージメント・システムであるダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)によって強
化されます。このシステムは舗装道路以外で走行する場合に備えて、ADB-X(オートマチック・ディファレンシャル・ブレーキ)とHDC(ヒル・ディセント・コントロー
ル)が追加されています。ABSやダイナミック・ブレーキ・コントロール(DBC)、コーナリング・ブレーキ・コントロールは、車両が不安定な状況に陥ったときにX5の卓
越したブレーキ・システムを支援し、「トレーラー・スタビリティ・コントロール」システムは、トレーラーを牽引しているときでも安全な走行を可能にします。
つい最近衝突試験で好成績を修めたり、素晴らしい5つ星を獲得したから、というだけではなく、BMW X5は、舗装路でも田舎道でも、安全で機敏、そして快適なハンドリン
グ特性を発揮する、と我々が自信をもって主張している所以はここにあります。