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BMW ニュー 6 シリーズ クーペ プレスキット
Tue Oct 14 18:00:00 CEST 2003 プレスキット
情熱、エレガンス、パワー、パフォーマンス。これらの特質をすべて兼ね備えた 645Ci の登場により、BMW ニュー 6 シリーズは大型クーペのセグメントでまさしく頂点を極めました。
プレス担当者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
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Fax: +81-3-6259-8009
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著者.
Yosuke Shiroshita
BMW グループ
目次 1. BMW ニュー 6 シリーズのワールド デビュー (ショート ストーリー) 2. 最も重要な技術革新と特徴 3. ニュー 645Ci (ロング ストーリー) 4. デザイン:スリリングな姿に秘められた情熱 5. パワー トレイン:究極のパワーを俊敏なロードホールディングに変換 6. シャーシおよびサスペンション:アクティブ ステアリングのおかげで高まる俊敏性 7. ボディ:インテリジェントな軽量化構造でダイナミックな運転のための 新しい広さを提供 8. 装備:走行ダイナミクス、走行快適性、すぐれた安全性のためのアシスト システム 9. 最高レベルのパッシブ セーフティ 10. テレコミュニケーション:情報、通信、エンターテイメントにおける技術革新 11. BMW クーペの伝統:6 シリーズと傑出した初代モデル 12. 市場における BMW ニュー 6 シリーズの位置づけ 13. ニュー 6 シリーズの生産 14. 主要諸元 15. エンジン性能曲線図 16. インテリアおよびエクステリア寸法
1. BMW ニュー 6 シリーズのワールド デビュー:大型クーペ645Ci
(ショート ストーリー)
情熱、エレガンス、パワー、パフォーマンス。これらの特質をすべて兼ね備えた 645Ci の登場により、BMW ニュー 6 シリーズは大型クーペのセグメントでまさし
く頂点を極めました。
洗練された優美なプロポーションを誇るニュー 6 シリーズは、クラシカルな伝統を受け継ぎながらも、スポーティでエレガントなクーペの世界をお届けします。ダイナミック
な外観からは、一目見ただけで卓越した俊敏性が感じられます。そして、8 気筒パワー ユニット、優れたシャーシとサスペンション、画期的なアクティブ ステアリングと最
先端のドライバー アシスト システム(ダイナミック ドライブ スタビリティ コントロールや DSC ドライビング スタビリティ プログラムなど)が、純粋な感動を
呼び起こす、力強くて洗練された走りを約束します。
スポーティなパフォーマンスとダイナミックなキャラクターにもかかわらず、このクーペのサラブレッドは最高級の走行快適性を実現します。本格的な 2+2 シーター クー
ペとして、645Ci は 4 人すべての乗員に対して十分にゆとりある快適な居住空間を提供し、高級感に包まれた真の優雅さをかもし出しています。
加えて BMW ニュー 6 シリーズには、高度な安全性がくまなく行き届き、実用面でのこの上ない質の高さが伴われています。
最先端のテクノロジー、魅力的なデザイン、乗員が望むあらゆる快適性を獲得したニュー 6 シリーズは、最高レベルのダイナミックな駆けぬける歓びを用意し、ラグジュア
リー スポーツ クーペのセグメントに新しいベンチマークを打ち立てました。
エクステリア デザイン:パワフル、エキサイティング、エモーショナル
645Ci は魅力的なスタイルをもった落ち着きのあるクルマです。そのキャラクター ラインは始まりや終わりを感じさせることなく、ボディに沿って滑らかに流れ、フロン
ト、サイド、リアをひとつに融合しながら、調和のとれた完璧な彫刻品を創り出しています。ゆるいカーブを描く表面は、パワーと純血の情熱を表現し、見るものにある種の緊張
感を与えながら、少しも飽きさせるところがありません。これはクーペにおける真の優れたデザインであるばかりか、ニュー 6 シリーズに見紛うことなき独自のスタイルを与
えている、ユニークで芸術的ともいえるキャラクターなのです。
クーペの伝統的なデザイン手法を受け継いで、エンジン フードは長く滑らかなラインとなって伸び、やや後方よりに配されたキャビンの、低く短いルーフ ラインに溶け込んで
います。6 シリーズ クーペのリア エンドにはスポイラーが一体化されており、どの点から見ても実にスポーティで、典型的なグラン ツーリスモ スポーツ カーを彷彿と
させます。
インテリア全体に漂うダイナミックなハーモニー
「ダイナミックなハーモニー」は、ニュー 6 シリーズ クーペのインテリアの基本コンセプトです。サーフェスとラインが絡み合う緊張の中から躍動感が生まれ、変化に富ん
だボディ セクションとシルエットが互いに入り混じって影響し合いながら、絶妙の調和を保っています。
インテリア デザインは BMW 独自の駆けぬける歓びを大いに強調しています。フロント ウィンドウの下から上方と後方へ伸びるサイドの輪郭線は、ダイナミックな曲線を
描きながらアーム レストををひときわ際立たせ、左右のドアへと溶け込みます。ドライバーと助手席の乗員はこの緊張漂う空間で、まるで繭に包まれたかのようにリラックス
し、快適さ、高級感、スタイルの良さが一体となった独特のフィーリングを楽しむことができます。センター コンソールでも同様にエキサイティングなラインが、前方へと突き
上がるようなダイナミズムを生み出しています。インストルメント パネルから始まるラインは、センター コンソール上を斜めに走り、パッド入りのトップ セクションを巡る
ようにリア シートへと流れます。
この質の高さと相まって、インテリア デザインはニュー 6 シリーズの魅力溢れるエクステリア デザインと完璧な融合を生み出しています。外側でも内側でも、どちらから
見てもこの新型車は、高級感とスタイルの良さを遺産として受け継いだ BMW 6 シリーズらしく、スポーティな表現を前面に打ち出した芸術品なのです。
真の上質を生み出す高品質素材と調和の取れたカラー
レザー、ウッド、メタルなどの、洗練され、完璧に仕上げられた素材と厳選された絶妙の配色が、キャビンにこの上なく贅沢な雰囲気をもたらし、しかも最高レベルの機能の数々
に対する要求さえも、ないがしろにされていません。BMWならではのスタイルで、コクピットは明確にドライバーに向けられています。運転する際に必要なすべての機能は、人
間工学に基づいてステアリング ホィール上か、その周囲にまとまって配置されています。ドライバーと助手席の乗員に関係するほとんどすべての機能は、センター コンソー
ル エリアに集中しています。目に入るスイッチとコントローラーの数はほんのわずかなので、インテリアは非常に落ち着いて見え、コンパクトにまとまっています。これは主に
集中コントロール システムとして働くコントローラーによる効果であり、6 シリーズのほとんどすべての快適機能を、高さ調節機能付アーム レストの先に用意されたコント
ロール ディスプレイを介していつでも作動させることができるので、快適さと扱いやすさが一段と増しています。
運転席と助手席シートにはメモリー機能を標準装備
運転席と助手席のシートは電動調節式で3種類のメモリー機能を標準装備しており、人間工学的に最適なクルマを実現しています。シート表面には、ムラのない最高の品質に仕上
げるため、最高級品のダコタ レザーを使用しました。電動調節が装備可能な(オプション)スポーツ シートは、固めのパッドを使用することで身体のサポート機能を向上さ
せ、特にダイナミックな運転には欠かせない、調節式サイポートを採用しました。
本格的な 2+2 シーター クーペ
後席の乗員にも、クーペとして最高の贅沢を提供します。クーペといえば、通常ならばサルーンよりも低くて流線型のルーフ ラインを持っていますが、6 シリーズ クーペで
は、後席に大人が座っても十分にゆとりあるスペースと走りを愉しめるため、BMW クーペの最も素晴らしい体験を後席で享受することができます。さらに中央のクッションで
分けられ、身体の形状にフィットする2 個のレザー シートのサイド サポートが、快適感を増大させます。
運転席と助手席シートに用意された快適なエントリー サポート機能のおかげで、身体を大きく曲げなくても左右のリア シートに簡単に乗り込むことができます。これも
ニュー 6 シリーズをあらゆる目的に適った本格的な 2+2 クーペに仕立てている要素のひとつです。
645Ci の更なる実用面での特徴として、450 リッターという注目すべきトランク容積があります。ハード スーツケースなら大型 1 個、中型 1 個、小型 1
個を楽に収納することができます。あるいは大型のスーツケース1 個と 46 インチのゴルフ バッグ 2 個の組み合わせでも収納可能です。
ガラス製パノラマ ルーフ
非常に大型のガラス製パノラマ ベント ルーフは、あらゆる意味で特にハイライトとなる特徴で、室内を広々と明るい雰囲気にしてくれます。806 x 578 mmの大き
な開口部をはじめ、電動開閉式のルーフ ライナーや、最高レベルのクライメート コントロール性能と優れた防音効果を持つアルミニウム サンドイッチ構造を採用し、しかも
乗員のヘッドスペースは十分に確保されています。
ダイナミックなドライビング プレジャーを実現する V8 パワー ユニットBMW ニュー 6 シリーズの純粋な情熱は、そのデザインによってのみ生み出されているので
はありません。センセーショナルな 4.4 リッター 8 気筒エンジンは、あらゆる点で洗練されたパワー ユニットにふさわしく、最高出力 245 kW(333
ps)、最大トルク 450 Nm というパフォーマンスは、645Ci の走りを議論の余地がない程優れたものにしています。このことは、BMW のこのユニークな
V8 エンジンが「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー 2002」を受賞したことにも表れています。
バルブ タイミング(ダブル VANOS)、バルブ リフト(VALVETRONIC)、インテーク マニフォールドの長さなど、関連するほとんどすべてのパラメータを無
段階に調整することで、8 気筒ユニットはどんな状況にも完全に適合させることができます。卓越した出力を誇るミュンヘンのこの技術的な傑作は、このクラスの 8 気筒ユ
ニットとしては非常に少ない、わずか 11.7 リッター(無鉛プレミアム プラス:100 km走行あたり)というすばらしい低燃費も達成しています(マニュアル トラ
ンスミッション車)。
このBMWの新しいクーペが、現在最も厳しい EU4 排出ガス基準(2005 年までは新車に対して法的制限なし)を完全にクリアしていることは言うまでもないでしょ
う。このためドイツとスウェーデンでは、645Ci は減税の対象になります。また米国では LEV 排出ガス基準を満たしています。
標準搭載されるのは 6 速マニュアル トランスミッションですが、オプションの 6 速 SMG トランスミッションを装備すれば、ステアリング ホィールまたはギアシ
フト レバー上にある F1 ライクのシフト パドルを使用して、クラッチ ペダルを踏まずにギア シフトを行うことができます。BMW 645Ci は、ほんの一握りの
純粋なスポーツ カーにしかできない走りのパフォーマンスを達成しています。最高速度は 250 km/h(電子制御)、0・00 km/h の加速性能値は 5.6 秒
です。
最高レベルの運動性能は、スポーティかつスムーズで快適なギア シフトを完璧なレベルで結びつけた 6 速オートマチック トランスミッション(オプション)にも当てはま
ります。これも、このクラスではこれまで見られなかったものです。オートマチック車であっても645Ci は、0・00 km/h をわずか 5.8 秒で駆けぬけ、
EU 複合サイクルで計測した燃費は 10.9 リッター/100 km というすばらしい数値を達成しています。
ボタンを押すだけで得られる、高水準のパフォーマンス
すべてのトランスミッション仕様に装備されている DDC(ドライビング ダイナミック コントロール)スイッチを使用すれば、さらにスポーティでダイナミックなキャラク
ターを与えることができます。仮にアクセル ペダルを同じ位置で維持していたとしても、ボタンを押すと走行快適性は意図的に弱められ、エンジンはよりすばやい加速で反応し
ます。ひとたびアクセル ペダルを踏み込むと、ドライバーはさらにダイナミックで強烈なレスポンスを呼び覚ますことになります。
オートマチック トランスミッションの場合、DDC は次のギアにシフトする際に、より高いエンジン回転数まで引き上げます。一方 SMG トランスミッションでは、ギ
ア シフトに要する時間がさらに短縮されます。DDC のその他の効果としては、ステアリングの操作力を変化させることです(アクティブ ステアリングではありません)。
このようにして DDC は、スポーティなドライビング スタイルを好むドライバーに一層鋭いレスポンスと路面の感触を提供します。
スポーティ、安全、快適
パフォーマンスにまったく問題がなくても、この究極的なパワーをすべて路面に伝えられるとは限りません。このパワーを路面に無駄なく伝達できるように、ニュー 6 シリー
ズにはアルミ製シャーシとサスペンションが装備され、このクルマのスポーティなキャラクターに完全に適合するように調整されています。サーボトロニック付油圧式ラック&ピ
ニオン ステアリングにより、このクーペにとって重要なトラッキング精度とステアリングからの正確なフィードバックが実現されます。サーボトロニックは、走行速度に適合し
た制御曲線によってパワー アシストのレベルを変化させます。
さらに快適なハンドリングを実現するアクティブ ステアリング
BMW 6 シリーズが標準装備として最初から提供するシステムが、いっそう安全で快適な走行を実現するアクティブ コントロールです。オプションのアクティブ ステアリ
ングを装備すると、645Ci はよりダイレクトに反応し、その結果、低速走行時にはドライバーのステアリング操作に対して、よりハイレベルの俊敏性と正確さで応え、高速
走行時にはステアリングのダイレクトさが弱められ、スムーズな優れた方向安定性が実現されます。ドライバーにとっての大きなメリットとして、645Ci ははるかに俊敏に
なり、このサイズのクルマに期待されるものよりずっと良好なハンドリングが得られます。これは、一種のカート フィーリングとでも言うべきもので、アクティブ ステアリン
グは、BMW 大型クーペの俊敏性をかつてないほどまでに高めています。
市街地でのアクティブ ステアリングは、特に駐車する際などの操作に便利で、ホィールを片方のロック位置から反対側まで旋回させるために、ステアリング ホィールは 2
回転以下ですみます。他方、高速走行時にはステアリング ギアのダイレクト性が薄らぐため、ドライバーはリラックスして走行できるようになります。
アクティブ ステアリングにはヨー レート コントロールが組み込まれており、DSC システムとネットワーク接続されているため、フロント ホィールの切れ角の修正を通
じて車両を安定化させることができます。これは言い換えると、アクティブ ステアリングと DSC が補完しあうということであり、低反応域における DSC の介入頻度
が減少します。
優れたシャーシとサスペンションをアシストする
最先端のコントロール システム
BMW の洗練された最先端シャーシ コントロール システムにより、この新しいBMW クーペはドライバーに BMW の主要なシャーシ アシスト機能のすべてを提供
し、645Ci の傑出したシャーシとサスペンションをより高いレベルまで引き上げています。その最初の例としてダイナミック スタビリティ コントロール(DSC)があ
ります。これは、アンチロック ブレーキ システム(ABS)と、滑りやすい路面で車両が操作不能になるのを防ぐために要求に応じて個々のホィールを減速させる機能を持つ
コーナリング ブレーキ コントロール(CBC)とが相互に作用します。次に「インテリジェント」なダイナミック ドライブ シャーシ コントロール システムがありま
す。これは、高速コーナリング時にもボディのロールや不安定な揺れを完全に排除します。
ダイナミック パフォーマンスをよりハイレベルで実現する
一貫したライトウェイト テクノロジー
BMW の大型クーペに一貫して採用されているライトウェイト テクノロジーとエンジニアリングは、スリリングなダイナミズムと相まって、このクルマの優れた走行快適性の
実現に大きく貢献しています。このライトウェイト テクノロジーの特筆すべき点は、ボディに使用された画期的なアルミニウム/スチールの複合構造です。軽量アルミニウム製
フロント セクション( WRAF:Weight-Reduced Aluminium Front)は、スチールよりはるかに軽量で、リア リッドは SMC(シート
モールディング コンパウンド)複合グラス ファイバー製、フロント サイド パネルは熱可塑性樹脂製、エンジン フードとドアはアルミニウム製、その他にも広範囲に渡っ
てきめ細かい改善を施した結果、車両重量が大幅に削減されました。そのおかげで BMW 645Ci は、このサイズと性能のクルマとしてはたいへん軽く、車両重量は
1,615 kg まで削減され、前後軸荷重配分も BMW の理想的とする約 50:50 に設定されています。このように重量を徹底的に削減することによって、
BMW 大型クーペのすべてのアルミ製サスペンションにすばらしい第一歩が刻まれ、特に正確なステアリング レスポンスについては、このクラスの標準レベルよりもはるかに
優れた走行特性とクオリティーを実現しています。
より高い安全性を目指したアダプティブ ヘッドライト
オプションで用意されているアダプティブ ヘッドライトは、導入時点から 645Ci に標準装備されている非常に優れたバイキセノン ヘッドライトの性能を大幅に向上さ
せるものです。このヘッドライトはステアリングの動きに応じて、道路に沿って水平方向に旋回するため、前方の路面と周囲を、従来のヘッドライトよりも90 %近くクリアに
明るく照らし出すことができます。この機能を作動させるために、ハイビームおよびロービーム用のコントロール ユニットが、オンボード ネットワークを介して車両のステア
リング アングル、ヨー レート、走行速度に関する現在のデータを受け取ります。これをもとにして電気モーターを作動させ、バイキセノン ヘッドライト モジュールを片方
(車両の進行方向に応じて左か右)に旋回させます。このシステムにより、夜間にカーブの多い田舎道を走行する場合の安全性が一段と高まります。
ドライバーから直接見える範囲内に最も重要な情報を映し出す
ヘッドアップ ディスプレイ
BMW の画期的なヘッドアップ ディスプレイは、運転中にドライバーに関連する重要な情報を、ドライバーの視野に直接入る範囲内のフロント ウィンドウ上に映し出しま
す。表示される情報は、現在の車速、ナビゲーション ガイダンス、速度警告の情報、チェック コントロールからの情報などがあります。投影されるバーチャル画像は、ドライ
バーの前、道路前方に現れます。したがって視線(焦点)の移動による疲れがなく、また道路から視線をそらす必要がないため、よりいっそう安全性が確保されます。
画期的な音声入力システム:
6 シリーズはあなたの声に従います
ヘッドアップ ディスプレイと同様、645Ci に採用された革新的な音声入力システムは、BMW の iDrive コントロール コンセプトを一段と進化させたもの
で、より高い快適性と安全性に貢献します。音声入力は、オプションの Professional ナビゲーション システムとカー コミュニケーション コンピュータ
(CCC)と連携して作動します。音声入力システムの重要な特徴は、運転中に自分の声でiDriveのすべての基本的な快適機能を作動させる機能であり、視線を交通状況か
らそらす必要がないということです。実際には、ほとんどすべてのディスプレイ機能を、簡単で直接的な音声コマンドを使って作動させることができます。またこのシステムは、
特殊な音声や音質に左右されないため、ドライバーは音声入力を作動させるために自分の声をトレーニングしたり調整したりする必要がありません。
その他のオプションとして、インテリジェント テキスト ツー スピーチ(テキスト読み上げ)機能は、受信した電子メール、SMS メッセージ、ラジオ放送局名、すべての
選択リストを読み上げます。あらかじめ決めておいた短いコマンドを使用することにより、ドライバーは iDrive の追加機能を作動させることもできます。またコント
ロール センターを使ったインターネット経由でソリューションを提供する BMW オンライン ポータルにアクセスすることもできます。
HiFi オーディオ システム
合計8 個のスピーカーが標準装備されているので、この新しいBMWクーペの HiFi システムは、はじめから乗員に高級オーディオ システムを提供します。必要なボ
リュームを出すために 2 個のセンター ウーファーが内蔵され、これらは直接サイド シルに接続されています。BMW が特許登録したこのコンセプトは、音響伝送体とし
てシルを利用し、車両全体に迫力ある低音再生を実現させるものです。
オプションの最低 13 個のスピーカー付きTOP HiFi システムは、ニュー 6 シリーズを本格的なコンサート ホールに変えてしまいます。ダッシュボード内に追
加されたセンター スピーカーと LOGIC7 イコライザーは、すべてのシートで、信頼性の高いスタジオ レベルのサラウンド効果を実現します。この場合、オーディオ
フォーマットの種類を問いません。
BMW の偉大な伝統を受け継いだラグジュアリー クラスのクーペ
最上級の贅沢な装備品、スリリングなデザイン、最高レベルの機能、卓越した走行性能、走行快適性。これらが示すことは、BMW 独自の完璧な高級パフォーマンス クーペで
あると同時に、何年にも渡る BMW クーペの長い伝統の証となるものです。戦前の BMW 327 クーペや 50 年代まで遡って BMW 503 のような傑出した
クルマを思い出していただければわかるでしょう。とはいえ、ニュー 645Ci の直接の祖先は BMW CS シリーズであり、1968 年から 1975 年までに
2800 CS、3.0 CS、3.0 CSi/CSL、2.5 CS が合わせて40,000 台以上販売されました。確かに素晴らしいサクセス ストーリーで、その後
に続く 6 シリーズによりさらにレベルが引き上げられ、全体で約 86,000 台のクーペが生産されました。
記事のオフライン添付ファイル
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E63_final_version_short_jpn.doc DOC, JA, 125 KB
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E63_final_version_long_jpn.doc DOC, JA, 503.5 KB
-
E63_final_version_spec.doc DOC, JA, 752 KB