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ニューBMW 5シリーズ欧州に続き米国の衝突試験でも5つ星 新評価基準のUS NCAPクラッシュ・テストで初の5つ星
Mon Oct 25 08:05:00 CEST 2010 プレスリリース
ミュンヘン発: ニューBMW 5シリーズ セダンはスタイリングの美しさやドライビング・プレジャーだけでなく、安全性の面でもその国際的なポジションをより強固なものとした。欧州のユーロNCAPで最高得点を授与され特別な評価を得たことに続き、この新型4ドア・セダンは、評価内容が見直された新しいUS NCAPクラッシュ・テストでも最高点を得た最初の車両として認定され、さらに米国道路交通安全保険協会(IIHS: Insurance Institute for Highway Safety)から「Top Safety Pick 賞」を贈られる栄誉に浴した。現在、ニューBMW 5シリーズは、自動車の安全性に関する賞をもっとも多く獲得したモデルとなっている。
プレス担当者.
Masahiko Maeda
BMW グループ
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著者.
Masahiko Maeda
BMW グループ
ミュンヘン発
ニューBMW 5シリーズ セダンはスタイリングの美しさやドライビング・プレジャーだけでなく、安全性の面でもその国際的なポジションをより強固なものとした。欧州のユーロNCAPで最高得点を授与され特別な評価を得たことに続き、この新型4ドア・セダンは、評価内容が見直された新しいUS NCAPクラッシュ・テストでも最高点を得た最初の車両として認定され、さらに米国道路交通安全保険協会(IIHS: Insurance Institute for Highway Safety)から「Top Safety Pick 賞」を贈られる栄誉に浴した。現在、ニューBMW 5シリーズは、自動車の安全性に関する賞をもっとも多く獲得したモデルとなっている。
ニューBMW 5シリーズ セダンの投入により、ドイツのプレミアム自動車メーカーであるBMWは、スタイリングの美しさやドライビング・プレジャーだけでなく、安全性の面でも新たな水準を打ち立てた。この例外的ともいえるポジションは、US NCAPクラッシュ・テストによって裏付けられ、さらに強固なものとなった。ニューBMW 5シリーズ セダンは、新たに評価基準がより厳格になった米国高速道路交通安全局(NHTSA: National Highway Traffic Safety Administration)のテストで、最高得点の5つ星を獲得した最初のモデルとなった。ユーロNCAPでは、これと同じポイントをすでに手に入れている。さらに、ニューBMW 5シリーズ セダンは、車両の位置と事故の深刻度を自動的に知らせる先進的なエマージェンシー・コール「アシスト・アドバンスド・イーコール(Assist Advanced eCall)」を装備していることで、ユーロNCAPの専門家から高く評価され、特別な賞を授与された。アメリカ合衆国でも、ニューBMW 5シリーズの卓越した乗員保護機能が認められ、さらなる栄誉が授けられた。すべての試験項目で最高得点をマークしたことを称え、米国道路交通安全保険協会より「Top Safety Pick 賞」に選ばれた。
5つ星と追加の栄誉のダブル受賞を果たしたことは、ニューBMW 5シリーズ セダンがその傑出した安全性により世界の各自動車市場で求められる様々な要件を満たしていることを物語っている。プレミアム・カーをグローバルに提供しているBMWは、特定の条件を満足させるだけでなく、世界中のどんなクラッシュ・テストでも最上の成績を残せるよう、広く包括的な安全性の向上に取り組んでいる。それは、研究所内でダミー人形を保護することだけに留まらず、現実の道路事情でも、深刻な事故や接触を避けがたい状況において、乗員の安全を最大限、確保するのに役立っている。
アメリカ、ドイツ、そしてアジアの自動車メーカーが手がけた33車種の現行モデルが、今年、大幅に規準が引き上げられたUS NCAPクラッシュ・テストに挑んだ。このテストには、リジッド・バリアとの正面衝突や2種類の側面衝突、横転などの項目が含まれている。クラッシュ・テストの結果は、乗員を保護するセルの強度、各種安全装置の限界と有用性、ダミーに内蔵されたセンサーによって計測された乗員が負傷する危険性などの検証に役立てられている。
新たに追加された項目には「ポール・サイド・インパクト」と呼ばれるものがあり、また、最高得点と認められるレベルは大幅に引き上げられた。この結果、以前の試験内容では最高レベルと評価されたモデルを新基準で測定し直したところ、場合によってはNHTSAにより3つ星まで降格されたケースもあった。昨年までは、試験を受けた車両のうち、最大で90%に5つ星が与えられたが、今年は33モデルの内、5つ星を手に入れたのはまだ2車種のみで、この厳しい試験を1度受けただけで5つ星と評価されたのはニューBMW 5シリーズ セダンだけである。同じく5つ星と評価された残る1台は、安全性の最適化を行なってから受けた2度目の試験で、ようやく最高の得点を得たに過ぎず、それ以外のモデルはすべて、総合評価において2つ星から4つ星までのいずれかに判定されている。
ニューBMW 5シリーズ セダンは、これまでも名のある安全試験協会の数々から、圧倒的に高い評価を何度も得てきた。NHTSAとよく似た、保険会社の基金によって運営される米国道路交通安全保険協会より、この新型セダンの高い乗員保護性能に対して賞が贈られた。このテスト・プログラムの特徴として、SUVに側面から衝突された場合を想定した試験「車両側面の比較的高い位置に重さ1.5トンのデフォーマブル・バリアを用いてインパクトを与える。」を実施することが挙げられる。IIHSは、横転事故のケースを念頭に置き、ルーフの強度を計測する試験も行なっている。BMW 5シリーズに授与されたのは、これらすべての試験項目において最高の評価を得たからである。
IIHSの審査員は、クラッシュ・テストの結果とこのセダンに搭載されている安全装備を検証し、「模範的」との判定を下した。たとえば、標準装備のクラッシュ・アクティブ・ヘッドレストは、追突されたときに乗員がむちうち症を起こすリスクを著しく低減するのに効果があると評価された。IIHSはこの点について、すでにユーロNCAPクラッシュ・テストでも賞賛されたニューBMW 5シリーズ セダンのシートに対し、改めてポジティブな判定をしている。
ヨーロッパにおいても、5つ星の判定基準を上回る高い評価を得ている。ニューBMW 5シリーズ セダンは、ユーロNCAPクラッシュ・テストで定められている安全装備を100%満たした最初のモデルと認定された。北米の基準よりはるかに厳しいユーロNCAPの歩行者保護基準においても、BMW 5シリーズは最高のポイントを獲得し、この記録はいまだに破られていない。歩行者、もしくは自転車に乗っている人と接触した際、このセダンのアクティブ・エンジン・コンパートメント・リッドは自動的にせり上がり、衝撃吸収部分を拡大することで負傷のリスクを低減させる。
欧州連合、各国の自動車連盟、そして保険会社が資金を提供するユーロNCAPの運営団体は、評価内容をさらに拡充し、従来のクラッシュ・テストでは評価項目とされなかった安全装備の充実度を今年からは勘案することにした。これらの先進的な安全装備は厳しい試験にかけられ、実際の事故でどれだけの効果があるか評価される。ニューBMW 5シリーズ セダンについては、BMW ConnectedDriveによって検知された車両の位置と事故の深刻度を自動的に知らせる先進的なエマージェンシー・コール「アシスト・アドバンスド・イーコール」に対し、ユーロNCAPアドバンスド・アワードが贈られた。この機能は、事故が発生すると自動的にエマージェンシー・サービスと連絡をとり、車両の位置や乗員の負傷したリスクなどのデータを転送するものである。
BMWグループについて
BMWグループは、BMW、MINI、ロールス・ロイスの3つのプレミアム・ブランドを擁する、自動車およびモーターサイクルのトップ・メーカーの一つであり、世界13カ国に24の製造工場を有し、140カ国以上に販売網を構築しているグローバルな企業である。
2009年度における自動車総販売台数は129万台、モーターサイクルは8万7,000台で、
売上高は506億8,000万ユーロ(1ユーロ135円換算で約6兆8,418億円)を計上した。また、2009年12月末時点における従業員数は約9万6,000名である。
BMWグループは常に長期的な視野と責任ある行動を企業の指針とすることで成功をおさめており、その結果、すべてのバリュー・チェーンにおける環境的および社会的持続性、責任のある製品作り、さらには資源保護に対する明確なコミットメントを企業戦略の不可分な要素として確立している。このような努力が実を結び、BMWグループはダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックスの自動車部門において、6 年連続でトップに選定されている。