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BMWグループとPSAプジョー・シトロエンが1億ユーロを投じ、ハイブリッド技術専門の合弁会社設立へ
Thu Mar 03 08:03:00 CET 2011 プレスリリース
ジュネーブ発: BMWグループとPSAプジョー・シトロエンは1億ユーロを投じ、ハイブリッド技術関連の合弁会社「BMWプジョー・シトロエン・エレクトリフィケーション社」を設立する。新合弁会社の設立について、両社は2011年2月28日、ジュネーブにて開催された記者会見で発表した。新会社はミュンヘン地域(ドイツ)とミュルーズ(フランス)の2拠点で事業を行い、従業員数は2011年末までに400人を雇用する予定となっている。
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Masahiko Maeda
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Masahiko Maeda
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ジュネーブ発:
BMWグループとPSAプジョー・シトロエンは1億ユーロを投じ、ハイブリッド技術関連の合弁会社「BMWプジョー・シトロエン・エレクトリフィケーション社」を設立する。新合弁会社の設立について、両社は2011年2月28日、ジュネーブにて開催された記者会見で発表した。新会社はミュンヘン地域(ドイツ)とミュルーズ(フランス)の2拠点で事業を行い、従業員数は2011年末までに400人を雇用する予定となっている。操業開始は、公正取引委員会の承認を経て、2011年第2四半期を予定している。新たなハイブリッド部品がBMW、PSAプジョー・シトロエンの車両に搭載されるのは2014年以降となる。
新会社の設立について、フィリップ・ヴァランPSAプジョー・シトロエン会長は次のように述べた。「PSAは責任ある自動車メーカーとして、ハイブリッド技術に関する欧州版オープン・プラットフォームを構築し、同技術に関する欧州基準の確立を促進したいと考えています。また、今回の合弁会社設立により、欧州域内で電気駆動システムの高度な技術生産ノウハウを開発し、価値創造のあらゆる可能性を確保することが可能になります。」
BMW AG取締役会会長のノルベルト・ライトホーファーは次のように語った。「BMWグループとPSAは、今後ハイブリッド化が重要になるという認識で一致しています。今回の合弁会社設立によって、単一共通のアプローチに沿った、より戦略的な対応が可能となります。これに加え、この提携関係からBMWは大きなスケール・メリットを得るほか、開発コストの分担、標準化部品の採用、開発プロセスの短縮化なども実現します。」
研究開発機能はすべてミュンヘン周辺に集約し、生産はミュルーズで行う。従業員は年末までに400人に達すると見られるが、すべてドイツ勤務となり、ミュルーズの人員は、2014年の生産開始時期に合わせて追加採用し、本格生産開始時には約250人体制となる。
新会社の経営陣および従業員の大部分はBMWおよびPSAプジョー・シトロエン両社の人員を移籍するが、さらに年内の開業に合わせて、新規の100ポストに外部候補者を充てる予定で、主な募集職種は電気自動車および電子工学の技術者となる。
BMWグループとPSAプジョー・シトロエンはこれまでほぼ10年にわたり提携を継続してきた。2002年に4気筒エンジンの共同設計および生産に合意した後、2006年から2010年にかけて、MINI、プジョー、シトロエン向けに180万台以上のエンジンを生産している。また、2010年2月には、EU 6排出ガス基準に適合する次世代の共同設計4気筒ガソリンエンジンの開発にも合意している。
両社はすでに2010年10月、既存の提携対象分野をハイブリッド・システムへ拡大する覚書(MoU)を結んでおり、2011年2月2日、両社はこの提携で合弁会社「BMWプジョー・シトロエン・エレクトリフィケーション社」を設立することを発表した。合弁会社設立の目的は、両社自動車ラインアップへの電気駆動システム導入促進に必要な標準ハイブリッド部品の開発・生産である。新会社は、バッテリー・パック、電気モーター、ジェネレーター、パワー・エレクトロニクス、充電器などの部品やハイブリッド・システムのソフトウェアを手がけることに特化する。これにより、親会社2社に各種技術のためのオープン・プラットフォーム構築を可能にし、ハイブリッド化分野における欧州業界の構造化を支援することを目指す。このため、新合弁会社は本格的な企業として育成され、開発案件のアウトソーシングによりサプライヤーの統合を図るほか、親会社以外へのハイブリッド部品販売も計画している。