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PressClub Japan · 記事.

「BMWテート・ライブ:パフォーマンス・ルーム2012」への参加アーティストを発表

テートとBMWは、「パフォーマンス・ルーム」への参加アーティストの第一弾として、5名を発表した。「BMWテート・ライブ:パフォーマンス・ルーム」とは、時差を超えて世界中の人々にオンライン・ライブ・パフォーマンスを届ける先駆的プログラムである。

文化活動

プレス担当者.

Masahiko Maeda
BMW グループ

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著者.

Masahiko Maeda
BMW グループ

ジェローム・ベル、パブロ・ブロンスタイン、ハレル・フレッチャー、ジョーン・ジョナス、エミリー・ロイスドンの5名に決定

 

ロンドン発:

テートとBMWは、「パフォーマンス・ルーム」への参加アーティストの第一弾として、5名を発表した。「BMWテート・ライブ:パフォーマンス・ルーム」とは、時差を超えて世界中の人々にオンライン・ライブ・パフォーマンスを届ける先駆的プログラムである。

 

本年は振付師・ダンサーのジェローム・ベルをはじめ、パブロ・ブロンスタイン、ハレル・フレッチャー、ジョーン・ジョナス、エミリー・ロイスドンの5名のアーティストがそれぞれ作品を発表する。毎月、参加アーティストがひとりずつテート・モダンにてライブ・パフォーマンスを行い、同時に生中継映像が世界中にインターネット配信される。上演後は、担当アーティストやテート・モダンのキュレーターとオンラインで質疑応答が可能なセッションも設けられる。

 

下記URLにて、テート・モダンの館長である、クリス・デルコン氏による「BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム」の予告映像が視聴可能。

https://www.tate.org.uk/bmwtatelive

 

パフォーマンスのインターネット配信時間は、下記の通り。

「パフォーマンス・ルーム」ウェブサイト(www.tate.org.uk/bmwtatelive)より閲覧可能。

・イギリス20:00

・アメリカ東海岸:15:00

・ヨーロッパ各都市: 21:00

・ロシア:23:00

 

視聴者は、上演中、ソーシャル・メディアを介し、視聴者同士でコミュニケーションをとることができ、上演後は担当アーティストやキュレーターに質問をすることも可能。

専用ソーシャル・メディア:

twitter.com/tate

facebook.com/tategallery

youtube.com/tate

Twitter(ハッシュタグ#BMWTateLive)

 

3 月 22 日(木) ― ジェローム・ベル: フランス出身の振付師・ダンサー。「BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム」の1番手として、1997年の作品「Shirtology」(Tシャツ学)にひねりを加え、パフォーマンス・ルームのフォーマットを活用した新作を発表する。パフォーマー1名と様々なTシャツが登場し、パフォーマーがTシャツを次々と着替えることで、さまざまなメッセージを発信する。ベルの作品は、振り付けとポップカルチャーの関係性、ダンサーと観客との関係性を探求するもので、ユーモアを用いて、伝統的な劇場舞台の形式を打破しようとしている。

 

4 月 26 日(木) ― パブロ・ブロンスタイン: アルゼンチン生まれ。建築デザインと図面を利用して、歴史的建造物の壮大・華麗な過去との関わりを追求している。フォルムに対するこの強い関心はライブ作品にも一貫しており、例えば、2006年のテート・トリエンナーレでは、バロック舞踊の厳格に決められたパターンと1960年代のミニマリズムによる振り付けを融合させた。今回のパフォーマンスでは最大10名のダンサーが登場し、パフォーマンス・ルーム内部の遠近感を強調したバロック風の騙し絵的な舞台装置を発表する。

 

5 月 31 日(木) ― エミリー・ロイスドン: 米国人アーティスト・作家。振り付けと政治行動の交点を、パフォーマンスやフォトインスタレーション、版画、テキスト、ビデオ、キュレーター活動、コラボレーションを通じて探求している。最近では、政治における不可能なもの、想像的なものを扱うべく、「恍惚的抵抗」のコンセプトを考案した。

 

6 月 28 日(木) ― ハレル・フレッチャー: 作品は社会参加の協同または学際的プロジェクトの形態を取ることが多い。ミランダ・ジュライとの共同で運営する参加型ウェブサイト、「Learning To Love You More」では、「人を励ますバナーを作りなさい」、「ご近所のフィールド・レコーディングをしなさい」などの様々な課題が出され、サイト訪問者は課題に対する自分の作品として、写真、映像、文章をサイトに投稿する。BMWテート・ライブでは、パフォーマンス・ルームを見るグローバルなオーディエンスが通常目にすることがない地元のアマチュア・パフォーマーと共同作業を行う。

 

日程未定( 7 月または 9 月を予定) ― ジョーン・ジョナス: 1960年代より、映像およびパフォーマンスの先駆者的存在として知られ、空間、動作、ジェスチャーをベースにジャンルを越えて続ける活動は大きな影響力を持つ。初期の作品は、ジョナス自身がもうひとりの自分=オーガニックハニーを演じるものであるが、その後もおとぎ話や民話をもとにした物語を制作している。

 

BMW テート・ライブについて:  

BMWテート・ライブは、BMWとテートによる4年計画の大規模提携プロジェクトで、パフォーマンス、インターディシプリナリー・アート、デジタルスペースの制作などを主に手がける。本提携の第一弾の企画となる2012年の「BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム」では、5名のアーティストに制作を委嘱した。この革新的なライブ形式により、世界各地の人々がまったく新しい発表形態を通じて作品を楽しむことが可能となる。各パフォーマンスはアーカイブ作品として保存され、年間を通じたシリーズとして、サイト上で公開される。

 

なお、キャサリン・ウッド(コンテンポラリー・アートおよびパフォーマンス担当)とキャシー・ノーブル(インターディシプリナリープロジェクト担当)の2名がキュレーターを務める。

 

BMW テート・ライブ・パフォーマンス・ルーム

パフォーマンス日時(イギリス時間 *

3月22日20:00 GMT- BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム#1:ジェローム・ベル

4月26日20:00 BST- BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム#2:パブロ・ブロンスタイン

5月31日20:00 BST- BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム#3:エミリー・ロイスドン

6月28日20:00 BST- BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム#4:ハレル・フレッチャー

日程未定20:00 BST- BMWテート・ライブ・パフォーマンス・ルーム#5:ジョーン・ジョナス

* 表示時刻はイギリス時間。イギリスでは3月25日にグリニッジ標準時(GMT)からイギリス夏時間(BST)に切り替わるため、3月22日以外は開催時間をBSTで表示。

 

関係者のコメント

クリス・デルコン(テート・モダン美術館館長):

「この重要な新しい取り組みをBMWと提携して進めることができることとなり、大変喜んでいます。今日では、テートのプログラムやコレクションのみならず、オーディエンスもますます国際色豊かになってきています。そして、これにともない、新しい媒体を介した新しい発表方法を見出すことが必要となっています。技術の進歩が美術への接し方を変えたのです。現在のオーディエンスはかつてないほど交流、参加、パーソナル化を求めています。BMWテート・ライブはこのニーズに応え、ライブ・アート・パフォーマンスを世界のあらゆる場所へウェブを上で直接配信するものです。」

 

ウーヴェ・エリングハウス(ブランド管理、ブランドマネジメント BMW 、マーケティグサービス担当ディレクター):

「テートとBMWは理想の組み合わせです。BMWグループの国際文化支援事業は2011年で40周年を迎えましたが、今回テート・モダンとの間で幅広い提携を結んだことは、今後も引き続き世界各地で多様な文化支援事業を行っていくという明確なシグナルとなっています。世界のトレンドセッターであるテートと共同で実施する、国境を越えたこのプログラムは、BMWグループの異文化間対話が単に望ましいものであるだけでなく、国際的に活躍する企業にとって基本的な概念となっていることを、改めて示すものです。BMWテート・ライブを通じてBMWは、ロンドンで対話を強化し、ひいては全世界でこれを促進していくことになりますが、私個人としてもそれを大いに楽しみにしています。」

 

キャサリン・ウッド(テート・コンテンポラリー・アートおよびパフォーマンス担当キュレーター):

「BMWテート・ライブ:パフォーマンス・ルームのフォーマットをアーティストたちがどのように使うか、また、双方向機能をどの程度使うかという点が、実験的な性格を持つこのシリーズの見所のひとつとなります。バーチャルなコミュニケーションが現代人の生活に不可欠な一部となったことを踏まえつつ、アーティストがこの空間の親密性と演劇性をどのように実験するか、興味深いところです。展示空間とは何か、どのように在り得るのか。その概念を拡張する上でこのプロジェクトが役立てば幸いです。」

 

BMWの文化事業について

BMWグループの国際文化支援事業は2011年で40周年を迎えた。BMWでは40年ほど前から文化支援事業が企業文化の重要な要素のひとつとなっており、現在全世界で100件を超える文化プロジェクトに関わっている。BMWの文化支援はモダン&コンテンポラリー・アートのほか、クラシック音楽、ジャズ、建築、デザインなどのジャンルにまで及んでいる1972年にゲルハルト・リヒターの手で、BMWグループのミュンヘン本部建物のロビーを飾る大作の絵画3点が作成された。以来、アンディ・ウォーホルとロイ・リキテンスタイン、オラファー・エリアソン、ジェフ・クーンズ、ズービン・メータ、ダニエル・バレンボイム、ら、数多くのアーティストがBMWとコラボレーションを組んできた。そのほかBMWは、本社社屋と工場の設計を、カール・シュヴァンツアー、ザハ・ハディッド、コープ・ヒンメルブラウなど著名建築家に依頼し、活動の場を提供してきた。

2011年、ソロモン R グッゲンハイム財団のグローバル・イニシアチブであるグッゲンハイム・ラボ、グッゲンハイム美術館、およびBMW グループは、ニューヨークにおいて世界ツアーを開始した。BMWは、自由な創造活動の保証を重んじ、自動車メーカーとして重要な革新を成し遂げるにも、画期的な芸術作品の誕生にも、それは欠くことのできない要素であると認識する。

BMWグループの文化支援事業の詳細:http://www.bmwgroup.com/culture/

 

BMWグループについて

BMWグループは、BMW、MINI、ハスクバーナ・モーターサイクル、ロールス・ロイスというプレミアム・ブランドを擁する、自動車およびモーターサイクルのトップ・メーカーの一つであり、世界14ヵ国に25の製造工場を有し、140ヵ国以上に販売網を構築しているグローバルな企業である。

2011年における自動車総販売台数は167万台、モーターサイクルは11万3千台となっている。2010年度の売上高は605億ユーロ、税引前利益は48億ユーロを計上した。また、2010 年12月末時点における従業員数は約9万5,500名である。

BMWグループは常に長期的な視野と責任ある行動を企業の指針とすることで成功をおさめており、その結果、すべてのバリュー・チェーンにおける環境的および社会的持続性、責任のある製品作り、さらには資源保護に対する明確なコミットメントを企業戦略の不可分な要素として確立している。このような努力が実を結び、BMWグループはダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックスの自動車部門において、7 年連続でトップに選定されている。

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