ニューBMW 3シリーズ セダンがユーロNCAP衝突試験で5つ星を獲得

• 理想的な乗員保護性能：第6世代目となるプレミアム・コンパクト・スポーツ・セダン「ニューBMW 3シリーズ セダン」が最新の安全性能テストで最高評価を獲得。

ミュンヘン発:

プレミアム・コンパクト・スポーツ・セダンのセグメントにおいて、ドライビング・プレジャーの新たなベンチマークを確立したニューBMW 3シリーズ セダンが、今回、安全面でも申し分のない性能を備えていることを証明した。欧州の安全性能評価基準であるユーロNCAP（New Car Assessment Programme、新車アセスメント・プログラム）の衝突試験で、ニューBMW 3シリーズ　セダンは最高評価の5つ星に輝いた。第6世代となるBMWのプレミアム・コンパクト・スポーツ・セダンは、ユーロNCAPの厳しいテストにおいて全評価項目を見事な結果でクリアしている。約7年ぶりにフルモデル・チェンジしたニューBMW 3シリーズ　セダンは、前回より大幅に厳しくなったテスト条件のもとで最高得点をマークした。ユーロNCAPは、欧州の政府、自動車クラブ、消費者保護団体によって認められた自動車の安全性能評価基準で、さまざまな衝突シナリオを想定して乗員保護性能のほか、アクティブ・セーフティ、歩行者保護性能などを評価する。

ニューBMW 3シリーズ セダンの乗員保護空間は、正面衝突、側面衝突、ポール側突の各衝突試験において非常に優れた乗員保護性能を示した。あらゆる衝突シナリオにおいて、車両にかかる衝撃は明確に定義された負荷経路を通じて分散され、余裕を持って設計されたデフォーメーション・ゾーンに吸収される。さらにフロント・エアバッグ、サイド・エアバッグ、フロントおよびリヤ・シート用サイド・カーテン・エアバッグ、全座席の3点式ELRオートマチック・シートベルト、前席のベルト・フォース・リミッターとシートベルト・テンショナー、後席のISO FIXチャイルド・シート・アタッチメントといった多彩な標準安全装備が、ドライバーと同乗者を身体のサイズやシート・ポジションにかかわらず負傷から守る。

また、後面衝突の際には、フロント・シートのアクティブ・ヘッドレストが頚椎の損傷リスクを最小限に抑える。

チャイルド・プロテクションについても評価は高く、正面衝突と側面衝突のいずれの試験でもニューBMW 3シリーズ セダンは卓越した安全性能を示した。センサーを内蔵した1歳半と3歳の幼児のダミー人形をチャイルド・シート・システムに固定して行われた衝突テストでは、衝突の瞬間でもダミーのポジションは安定し、頭部移動量もわずかだった。

歩行者保護性能を向上させるため、ニューBMW 3シリーズ　セダンはフロント部分に弾性構造と精密なボディ形状を採用しており、衝突の際の負傷リスクを低減している。今回のユーロNCAP衝突試験で、ニューBMW 3シリーズ セダンはバンパーとエンジン・フードの前面部分のデザインで最高得点をマークした。その際、車両フロントの中でも衝突時の子供の頭部負傷リスクに関連するエレメントの設計が特に高く評価されている。

また、ニューBMW 3シリーズ　セダンがユーロNCAP衝突試験で残した素晴らしい成績を支えたのは、ダイナミック・スタビリティ・コントロール（DSC）、タイヤ空気圧警告システムなど理想的とも言える豊富な標準安全装備の数々である。さらに、オプション装備には、アクティブ・プロテクション・システム、自動的に車両の位置を検出および事故の種類や程度を検知する機能が付いたエマージェンシー・コールなどがある。また、このセグメントのモデルとしては唯一の採用となるBMW ConnectedDrive（コネクテッド・ドライブ）のアドバンスドeCall（イーコール）は、2010年にユーロNCAPの「アドバンスト・アワード（Advanced Award）」を受賞している。

ニューBMW 3シリーズが5つ星の栄誉に輝いたことで、BMWの最新モデルに搭載されている安全技術の水準の高さがあらためて実証された。2009年にユーロNCAP衝突試験の新評価システムが導入されて以来、評価対象となったBMWのモデルはすべて最高評価を獲得している。そして今回、BMW X1、BMW 5シリーズ、BMW X3、ニューBMW 1シリーズに続いて、ニューBMW 3シリーズも5つ星獲得という快挙を成し遂げた。