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ニューBMW C evolution
Fri Jul 27 09:58:00 CEST 2012 プレスキット
本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2012年7月時点)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。
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BMW グループ
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Autor.
Satoshi Hoshikawa
BMW グループ
1. 戦略、開発段階および車両特性
個人の移動手段コンセプトの要件は、特に大都市圏において大きく変化してきました。今日では個人の移動手段について、これまで以上にサステイナビリティの観点から語られることが多くなってきています。交通量の増加、エネルギーコストの上昇、および市街地での車両のCO2排出規制の継続的な厳格化は、将来の大きな課題です。
BMWグループはこうした課題を認識し、現在および将来のモビリティに求められるニーズを満たすための方策を開発し続けています。BMWグループの一員としてBMW Motorradも、個々の二輪車モビリティの問題や、お客様からの将来的なニーズに対する取組みを続け、対応する適切なソリューションを開発しています。これに関連して、BMW Motorradは「アーバンモビリティ」を前面に掲げて事業活動を拡張し、2011年にはC 600 SportおよびC 650 GTの2つの量産型モデルを導入しました。
BMWグループのサステイナビリティ戦略に基づき、BMW Motorradはこの早い段階から、特に市街地におけるエレクトロモビリティを一貫して追求しています。BMWグループの四輪部門のBMW iと同じくBMW Motorradの二輪車のエレクトロモビリティの急速な開発もまた、インスピレーション溢れるデザインおよび価値創出チェーン全体のサステイナビリティにわたって明確に定義されたプレミアム哲学と同様に、イマジネーションにあふれた車両コンセプトとモビリティサービスを象徴しています。
このようにしてBMW Motorradは、近い将来それにふさわしいプレミアム製品を市場に発表します。この方向における開発第1段階として、BMW Motorrad Innovation Day 2011においてコンセプト車両であるE-Scooterが発表されました。その性能と航続距離には制限があるため、今日までのところ電気のみで駆動されるスクーターの用途は、運転距離の限られた市街地での使用にほぼ限定されていました。しかし、サステイナブルな技術的ソリューションにより、コンセプト車両BMW E-Scooterの航続距離はすでに大幅に延長されています。
その後すぐに、開発第2段階のモデルがフランクフルト国際モーターショーで初公開されました。それが、BMW MotorradのeスクーターのデザインスタディであるBMW Concept eでした。これは、電気駆動スクーターの美しいビジョンを具現化したものです。
そして今、これらのモデルに続いて開発第3段階モデルの「C evolution」が登場します。
BMW Motorradはこのモデルを、まもなく市場導入されるであろうeスクーターの量産直前プロトタイプとして発表します。このモデルは都市近郊と市街地間の通勤などのための未来志向の車両として着想されているため、その開発においては特に、性能値が内燃エンジンを搭載したマキシスクーターと同等であること、そして実際的な使用条件において長い航続距離をカバーするという2つの要件がありました。
5台の実際に乗車可能な「C evolution」スクーターを展開することで、BMW Motorradは二輪車でのeモビリティ分野における経験を広げ、引き続きこのセグメントでのノウハウの蓄積を進めています。BMW Motorradは、電気駆動の二輪車の評判を高め、さらに受け入れられるよう、ヨーロッパの数々のイベントを利用しています。これにより、量産型モデルの発売を視野に入れ、このような車両のマーケット基盤を整えているのです。この試験段階で、これらの車両は開発における想定環境を反映したエリアにおいて実際の使用条件の下でテストされます。ここでの狙いは、レンタカー会社およびカーシェアリング企業などによるeモビリティネットワークの構築を含むインフラの模索です。