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自動車生産開始から100年を迎えたMINIオックスフォード工場

MINIのオックスフォード工場が操業開始から100周年を迎えることとなった。これを記念して同工場の新しいビジターセンターで記念展示が催される運びとなり、2013年3月28日に英国のパトリック・マクローリン運輸大臣とBMWグループ開発担当上級副社長ハラルド・クルーガーが出席し、オープニングイベントが執り行われた。ちょうど100年前のこの日、現在の生産施設からわずか数メートルの場所で、オックスフォード工場初の自動車となるモーリス「ブルノーズ」オックスフォードが誕生した。

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  • MINIオックスフォード工場に完成した新しいビジターセンターで催される記念展示のオープニングイベントに英国の運輸大臣が出席。
  • 工場の重要性と多額の投資を評価。
  • MINIヨーロッパ・ツアーが終了。

 

ミュンヘン/オックスフォード発

MINIのオックスフォード工場が操業開始から100周年を迎えることとなった。これを記念して同工場の新しいビジターセンターで記念展示が催される運びとなり、2013年3月28日に英国のパトリック・マクローリン運輸大臣とBMWグループ開発担当上級副社長ハラルド・クルーガーが出席し、オープニングイベントが執り行われた。ちょうど100年前のこの日、現在の生産施設からわずか数メートルの場所で、オックスフォード工場初の自動車となるモーリス「ブルノーズ」オックスフォードが誕生した。

 

1913年当時の1週間の生産台数はわずか20台だったが、年月とともに生産能力は著しく強化され、同工場のこれまでの歴史のなかで生産された車両は14ブランド、1,165万台に上る。今までに約50万人の従業員がここで働き、1960年代初頭の最盛期には28,000人が勤務していた。現在のオックスフォード工場の従業員数は3,700人で、1日あたり最大900台のMINIが生産されている。なお、MINIの累計生産台数は225万台を突破している。

 

このイベントは歴史的に意義があるため、英国で最も有名な住所である「ダウニング街10番地」からも祝福のメッセージが届けられた。デービッド・キャメロン首相は、祝福の言葉を次のように伝えた。「この100年間にオックスフォード工場が英国の経済にいかに多大な貢献を果たしてきたか、関係者の皆様は大いに誇りを持ってください。また、MINIの世界的な成功に伴い、生産施設の再生が著しく進められたことで、最新の生産設備は理知的な投資と英国の職人技がうまく相乗効果を表した最高の成功例となっています」

 

 

英国の慈善家による大きな支援

自動車生産を始めたのは、工場の創業者であるウィリアム・モーリス(後のナフィールド卿)で、彼は英国で最も有名な慈善家の1人に数えられ、その時代のビル・ゲイツのような人物だった。彼の寄付金は現在の価値にして約110億ポンド、つまり約130億ユーロに相当し、オックスフォード大学にはモーリスが賜った称号名に由来する名称の学科が3つあるほか、製作した人工肺を地元の病院に無償で配布したことも彼の大きな功績となっている。

 

同工場発の「珍しい」製品はこの呼吸装置だけでなく、タイガー・モス航空機、救急車、パラシュートなど、さまざまな製品が時代は違えども製造されていたことがある。とはいえ、本業はいつの時代も常に自動車製造であり、クラシックMINIのほかに、モーリス・マイナー、モーリス・マリーナ、オースチン・マエストロなど、重要な車両モデルの多くがここで生産された。

 

現在のオックスフォード工場はMINI製造の中心拠点として、Hatch、Convertible、Clubman、Clubvan、Roadster、Coupéの各モデルが生産されている。また、大規模な投資も行われており、新しいボディ製造部門と既存の設備に約1,000台の新規ロボットなどが導入された。なお、そのための対策は、次世代のMINIに対応可能な生産施設にするために昨年実施された、7億5,000万ポンドにおよぶ投資計画の大半を占めた。

 

 

英国の産業の未来に大きな貢献

将来への展望が重要なテーマであることが、マクローリン運輸大臣のスピーチでも明らかにされた。「自動車業界は、グローバル市場への『Made in Britain(英国製)』製品の輸出を通じて、雇用の創出と成長を目指すという政府戦略の中で重要な役割を担っています。この祝賀イベントは、歴史的な業績に対して思いを馳せるだけでなく、オックスフォード工場が英国の産業の将来に対しても大きく貢献できることを示す、素晴らしい機会となりました」

 

英国の輸出収入はすでに数十億ポンドに達しており、長年にわたり成功を収めている輸出の伝統は今後もこのまま続くと思われる。1930年代半ばにはモーリスの製品が英国の輸出品の約30%を占めていたが、現在もなおオックスフォード工場の輸出額には目覚ましいものがあり、2001年以降では、170万台を超えるMINI車両が100カ国以上に向けて出荷された。

 

BMWグループ開発担当上級副社長のハラルド・クルーガーは、式典に際して次のように述べた。「私たちは野心的な成長計画を立て、次世代のMINIファミリーの発売に向けて準備を進めています。BMWグループはモデルラインナップを現在の7モデルから、2014年には10モデルに増やす方針で、MINIの世界的な販売台数に関する中期予測では、現在の年30万台から大幅に上昇する見込みです」

 

2013年3月28日に93歳の誕生日を迎えた元従業員のEric Lordも、特別ゲストの1人として展示のオープニングイベントに招かれた。1940年に20歳で入社し、1979年の定年退職まで会社一筋で勤め上げたEric Lordは、1959年のMINIブランド誕生から20年にわたりMINIと共に時代を過ごしてきた。

 

 

ヨーロッパの産業史を振り返るMINIヨーロッパ・ツアー

式典に先立ち、自動車イベントのMINIヨーロッパ・ツアーも催された。3月13~27日に開催された大陸横断ツアーのゴールはもちろん、クラシックMINIとニューMINIの故郷となるオックスフォードだった。しかし、それ以上にこのツアーは、国境を越えたかつての生産方法を思い起こさせるものとなった。1990年代まで、クラシックMINIとその派生モデルのコンポーネントはCKD(コンプリート・ノックダウン生産)と呼ばれる方法の一環で、別の拠点で組み立てられていたため、全長10,500kmにおよぶツアーには8つの旧工場すべての所在地が組み込まれた。また、その中継地点は、スロベニアのノヴォ・メスト、イタリアのミラノ、マルタの旧工場、ポルトガルのベンダシュ・ノバシュ、スペインのパンプロナ、ベルギーのスヌッフ、オランダのアーメルスフォールト、アイルランドの首都ダブリンとなった。現在、この8拠点のうち3拠点でしか自動車の生産は行われていないが、至るところでMINIは地元の産業史に重要な足跡を残しており、そのことがこのMINIヨーロッパ・ツアーで再認識された。

 

ロングブリッジからオックスフォードまで車列を先導したのは、ロングブリッジで製造されたクラシックMINIだ。1999年までクラシックMINIが生産されていたロングブリッジ工場は数十年におよぶ伝統をもち、最初の自動車は1905年に製造された。

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