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BMWグループ、成功に満ちた未来に向け進路を定める
Tue May 14 10:15:00 CEST 2013 プレスリリース
BMWグループは、新技術とニュー・モデル開発への多額の支出および生産ネットワークへの投資を通じて、将来のさらなる成功への道を切り拓いている。「当社はこのように成長の次なる段階に向けた準備を進め、将来に備えてBMWグループの競争力を高めています。明日のモビリティを形作りたいと望むのであれば、必要な投資を今日実施しなければなりません」とBMW AG取締役会長ノルベルト・ライトホーファーは火曜日、ミュンヘンで開催された年次株主総会において述べた。
- 新たな技術と市場への投資を継続、BMWグループは2013年の年間目標を再確認。
ミュンヘン発:
BMWグループは、新技術とニュー・モデル開発への多額の支出および生産ネットワークへの投資を通じて、将来のさらなる成功への道を切り拓いている。「当社はこのように成長の次なる段階に向けた準備を進め、将来に備えてBMWグループの競争力を高めています。明日のモビリティを形作りたいと望むのであれば、必要な投資を今日実施しなければなりません」とBMW AG取締役会長ノルベルト・ライトホーファーは火曜日、ミュンヘンで開催された年次株主総会において述べた。
BMWグループは既存および新規の事業拠点に引き続き投資する。例えば、ブラジルで計画されている新工場では年間最大3万台を生産する。生産開始は2014年を予定しており、ブラジルへの投資額は今後数年間で2億ユーロ以上を見込んでいる。BMWグループの生産ネットワークは昨年時点で14カ国、計29拠点から構成されていた。
新技術と新しい車両コンセプトの開発費用は2013年も引き続き増額し、2013年だけで11のニュー・モデルの導入が予定されている。2014年末までの2年間ではおよそ25のニュー・モデルが製品ラインナップに加わり、このうち10モデルはまったくのニューフェースとなる。
グローバルなセールス展開を視野に、単一の市場あるいは地域への過度の依存を避ける戦略を継続する。「当社は欧州、アメリカおよびアジアという世界の3主要地域の間でバランスのとれたセールスを維持することを目指します」とライトホーファーは強調した。昨年は米国が総販売台数の18.9%を占め、中国は17.7%、ドイツは15.6%であった。
2013年はBMWグループのeモビリティに脚光
BMWグループにとって2013年は、エレクトロ・モビリティが脚光を浴びることになろう。市街地でのゼロエミッション走行に向けて設計され、今年末に市場に投入されるBMW i3は、プレミアム・セグメントをリードするイノベーターとしてのBMWグループの役割を改めて示すものといえる。
「今年後半、当社は自動車産業に革命を起こします。BMW iは明日のモビリティを具現化します。リスクを冒すことを躊躇しないものだけが、未来の栄光を手にすることができるのです。新たなアプローチへのニーズを無視することはできません。環境が変化している時はなおさらです」とライトホーファーは年次株主総会で語った。「顧客は魅力的な選択肢を待ち望んでいます。当社はその選択肢を提供することができます」とライトホーファーは付け加えた。
パッセンジャー・コンパートメントに炭素繊維強化樹脂(CFRP)、シャシーにアルミを採用し、軽量構造の面で新たなベンチマークを確立するBMW i3は、従来の電気自動車と比べた場合の重量差が250~350 kgに達する。
BMWグループは2013年の年間目標を再確認
過去最高の業績となった2012年が終わり、経済環境は困難かつ不安定な状態から抜け出せずにいるが、そうした中でBMWグループは意欲的な年間目標を再確認した。「当社は今期、グループ・レベルで販売台数の記録更新と、2012年度並みの税引き前利益の達成を目指します」とライトホーファーは確認した。
追加コストが発生したにもかかわらず、自動車部門は今期に8~10%の金利払前税引前利益(EBIT)率を維持できる見通しとなっている。このEBIT利益率の範囲は2013年以降の期間についても持続できると予想されるが、政治的・経済的な情勢によっては、実際の利益率目標を上方および下方修正する可能性もある。
モーターサイクル部門は、さらなる販売台数の増加を予測している。その原動力となる魅力的なニュー・モデルの中でも、R 1200 GSは部門の売上高と利益の増加に貢献すると期待されている。
ファイナンシャル・サービス部門も好調を維持する見通しで、自己資本利益率は少なくとも18%に達すると見込んでいる。
なお、以上に掲げた今期の予想数字は、世界の経済的・政治的な情勢が大きく変わらないという前提に基づいている。
2013年第1四半期は順調な滑り出し
BMWグループは新年度に順調な滑り出しを見せた。2013年第1四半期のグループ売上高は175億4,600万ユーロ(前年同期:182億9,300万ユーロ、-4.1%)となった。新技術への投資拡大や人件費の高騰、世界的に厳しい市場環境にもかかわらず、第1四半期の金利払前税引前利益(EBIT)は20億3,900万ユーロ(前年同期:21億3,400万ユーロ、-4.5%)にのぼり、グループの第1四半期の業績としては過去2番目のレベルに達した。EBIT利益率は11.6%であった。
1~3月の税引前利益(EBT)は20億300万ユーロ(前年同期:20億8,000万ユーロ、-3.7%)となった。グループの純利益は13億1,200万ユーロ(前年同期:13億5,200万ユーロ、 -3.0%)であった。BMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドを合わせた2013年第1四半期の納車台数は、全世界で前年比5.3%増の44万8,200台(前年同期:42万5,528台)に達した。
2012年は史上最高の年
2012年にBMWグループは売上高、販売台数、通期利益がいずれも過去最高を記録し、創業以来の歴史の中で最も成功を収めた年となった。
売上高は前年比11.7%増加し、過去最高の768億4,800万ユーロ(2011年:688億2,100万ユーロ)にのぼった。新技術への投資拡大や人件費の増加にもかかわらず、利益も記録的な水準に上昇し、金利払前税引前利益(EBIT)は前年比3.5%増の83億ユーロ(2011年: 80億1,800万ユーロ)、税引前利益(EBT)が5.9%増の78億1,900万ユーロ(2011年:73億8,300万ユーロ)、グループの純利益も4.4%増えて51億2,200万ユーロ(2011年:49億700万ユーロ)にのぼった。
BMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドを合わせた2012年の納車台数は、全世界で前年比10.6%増の184万5,186台(2011 年:166万8,982台)に達し、BMWグループはプレミアム・カー市場のグローバル・リーダーとしての座を守った。
資本支出は41.9%増と著しく増加し、2011年の36億9,200万ユーロに対し、2012年は52億4,000万ユーロにのぼった。この大幅増は、数多くのニュー・モデルの導入と各地の拠点の生産能力増強、そしてとりわけBMW iの導入準備に多額の資金を要したためである。また、これにより資本支出率も6.8%に上昇した(2011年:5.4%)。研究開発支出は前年比17.2%増の39億5,200万ユーロ(2011 年:33億7,300万ユーロ)で、そのほとんどがグループの将来のためのプロジェクトに投じられた。なお、研究開発支出率は5.1%に上昇している(2011年:4.9%)。
普通株配当金を2.50ユーロに増額
BMW AG取締役会と監査役会は、2013年5月14日に開催する株主総会で増配を提案することにしており、1株あたりの配当金は、普通株が過去最高の2.50ユーロ(2011年:2.30ユーロ)、優先株が2.52ユーロ(2011年:2.32 ユーロ)となる。この数字を基礎に計算すると、配当金支払い総額は16億4,000万ユーロ(2011年:15億800万ユーロ)で、配当性向は32.0%(2011年:30.7%)となる。
従業員も企業の成功を分かち合うことになり、ドイツの自動車および工業セクターで最も高い水準の利益連動型賞与が支給される。
自動車部門:EBITが76億2,000万ユーロに増加
2012年は、BMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドが揃ってこれまでの販売台数記録を塗り替えた。
こうした販売台数の急速な伸びを追い風に、自動車部門の売上高は前年比11.0%増の702億800万ユーロ(2011年:632億2,900万ユーロ)に達した。
同部門のEBITも前年比2.0%増の76億2,400万ユーロ(2011年:74億7,700万ユーロ)で、EBIT利益率は10.9%となった。また、税引前利益は前年比 5.5%増の71億9,500万ユーロ(2011年:68億2,300万ユーロ)となっている。
自動車部門のフリー・キャッシュ・フローは合計38億900万ユーロで、前年に比べて6億4,300万ユーロ改善し、目標としていた30億ユーロ強を上回った。
BMWブランド乗用車の販売は、前年比11.6%増の154万85台(2011年:138万384台)となり、単年度で初めて150万台の大台を突破した。MINIブランドも初めて30万台を越え、2012年の販売台数は前年比5.8%増の30万1,526台(2011年:28万5,060台)に達した。ロールス・ロイスは2012年も超高級車セグメントのマーケット・リーダーとしての貫録を示した。2012年の合計販売台数は3,575台(2011年:3,538台)で、これは前年比1.0%の増加に当たる。
モーターサイクル部門も販売記録を更新
昨年は世界で11万7,109台のBMWおよびハスクバーナ・ブランドのモーターサイクルが販売された(2011年:11万3,572台)。これは前年比3.1%の増加で、同部門にとって過去最高の販売成績となる。
BMWブランドのモーターサイクル販売は前年比2.0%増の10万6,358台(2011年:10万4,286台)となり、ハスクバーナは前年比15.8%増の1万751台のモーターサイクルが顧客に納車された(2011年:9,286台)。将来的には、モーターサイクル部門はBMWブランドのみに集中する予定である。BMW グループは2013年1月末にオーストリアのPierer Industrie AGとハスクバーナの売却契約を交わしている。
モーターサイクル部門の売上高は前年比3.8%増の14億9,000万ユーロ(2011年:14億3,600万ユーロ)にのぼった。EBITは900万ユーロ(2011年:4,500万ユーロ)と、前年比で80.0%減少したが、これはBMWグループがモーターサイクル事業の再編方針を定めたことに起因する。これに伴い、税引前利益も600万ユーロ(2011年:4,100万ユーロ)と、前年比で85.4%減少している。
堅調なファイナンシャル・サービス部門
ファイナンシャル・サービス部門は昨年も引き続き好調を維持した。売上高は前年比11.7%増の195億5,000万ユーロ(2011年:175億1,000万ユーロ)にのぼった。税引前利益は15億6,100万ユーロ(2011年:17億9,000万ユーロ)となった。前年比12.8%の減益に終わったのは、前年の数字が特殊な要因によって押し上げられ、その反動が現れたことによる。2011年に同部門は、残価リスクおよび貸倒リスクの引当金が減少したことによる4億3,900万ユーロの特別利益を計上していた。2012年の利益の数字には、リース車両の契約終了に伴う1億2,400万ユーロの特別利益が含まれている。
新規のリース/ファイナンス契約件数は世界全体で134万1,296件と、前年比で12.1%増加した。また、ディーラーおよび小売顧客とのリース/ファイナンス契約件数は昨年末時点で384万6,364件と、1年前に比べて7.1%増加している。
従業員数は5.6%増加
BMWグループの従業員は2012年に5.6%増加し、12月31日時点で世界全体で10万5,876人(2011年:10万306人)となった。BMWグループは、グループの乗用車に対する旺盛な需要に応え、技術革新を推進し、新技術を開発するために力となるエンジニアと熟練工を求めている。
新しいトレーニング・イヤーを迎え、1,376人の若者(うち1,200人はドイツ国内)がBMWグループで職業訓練をスタートさせた。その関係でドイツ国内の研修生の数は10%以上増加している。なお、2012年末時点のBMWグループの研修生の数は世界全体で4,266人にのぼる。
2012年 | 2011年* | 増減率 (%) | |
販売台数 |
|
|
|
自動車 | 1,845,186 | 1,668,982 | 10.6 |
内訳: |
1,540,085 |
1,380,384 |
11.6 |
MINI 台 | 301,526 | 285,060 | 5.8 |
ロールス・ロイス 台 | 3,575 | 3,538 | 1.0 |
モーターサイクル 台 | 117,109 | 113,572 | 3.1 |
BMW 台 | 106,358 | 104,286 | 2.0 |
Husqvarna 台 | 10,751 | 9,286 | 15.8 |
従業員数1 | 105,876 | 100,306 | 5.6 |
売上高 百万ユーロ | 76,848 | 68,821 | 11.7 |
内訳: |
70,208 |
63,229 |
11.0 |
モーターサイクル 百万ユーロ | 1,490 | 1,436 | 3.8 |
ファイナンシャル・サービ 百万ユーロ | 19,550 | 17,510 | 11.7 |
調整科目 百万ユーロ | 5 | 5 | - |
控除額 百万ユーロ | -14,405 | -13,359 | - |
資本支出 百万ユーロ | 5,240 | 3,692 | 41.9 |
営業活動によるキャッシュフロー 百万ユーロ | 9,167 | 8,110 | 13.0 |
金利払前税引前利益(EBIT) 百万ユーロ | 8,300 | 8,018 | 3.5 |
内訳: |
7,624 |
7,477 |
2.0 |
モーターサイクル 百万ユーロ | 9 | 45 | -80.0 |
ファイナンシャル・サービス 百万ユーロ | 1,558 | 1,763 | -11.6 |
調整科目 百万ユーロ | 58 | -19 | - |
控除額 百万ユーロ | -949 | -1,248 | -- |
税引前利益 百万ユーロ | 7,819 | 7,383 | 5.9 |
内訳: |
7,195 |
6,823 |
5.5 |
モーターサイクル 百万ユーロ | 6 | 41 | -85.4 |
ファイナンシャル・サービス 百万ユーロ | 1,561 | 1,790 | -12.8 |
調整科目 百万ユーロ | -6 | -168 | - |
控除額 百万ユーロ | -937 | -1,103 | - |
所得税 百万ユーロ | -2,697 | -2,476 | 8.9 |
純利益 百万ユーロ | 5,122 | 4,907 | 4.4 |
1株当たり利益2 ユーロ | 7.77/7.79 | 7.45/7.47 | 4.3 |
普通株/優先株1株当たりの配当 ユーロ | 2.50/2.52 | 2.30/2.32 | - |
*2011年の数値は部分的に調整済み
*2011年の利益には、自動車部門およびファイナンシャル・サービス部門の特別利益5億2,400万ユーロが含まれる。ファイナンシャル・サービス部門の特別利益は残価リスクおよび貸倒リスクの引当金の減額によるもの。ファイナンシャル・サービス部門は2012年、リース車両の契約終了に伴い1億2,400万ユーロの特別利益を計上した
1休止中の雇用契約、退職前のパートタイム配置の労働・非労働段階の従業員、および低賃金労働者を除く
2普通株/優先株 1株当たりの利益