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BMWグループが革新的な新興企業にアプローチ
Tue Apr 07 09:37:00 CEST 2015 プレスリリース
新たに創設されたBMW Startup Garageは、とりわけ革新的な新興企業の可能性をダイレクトに活用するためのものである。BMW Startup Garageにより、BMWグループは新興企業との良好な協力関係を強化する。
- BMW Startup Garageにより新興テクノロジー企業が持つ大きな可能性の活用を促進
ミュンヘン発:
新たに創設されたBMW Startup Garageは、とりわけ革新的な新興企業の可能性をダイレクトに活用するためのものである。BMW Startup Garageにより、BMWグループは新興企業との良好な協力関係を強化する。大企業の戦略的でグローバルなプランニングという強みと、成功した新興企業の常に革新的な社風、創造性、リスクを恐れない姿勢との組み合わせにはすでに定評がある。BMW Startup Garageに加えて、ベンチャー企業のBMW i Venturesも、都市部におけるモビリティに関する革新的なソリューションを開発している若い会社と情報交換を行っている。
BMWグループはさらに、ミュンヘン工科大学のイノベーションと事業創造センター(UnternehmerTUM)と協力してテクノロジー新興企業のための「TEchFounders」アクセラレータプログラムを開始した。このアクセラレータプログラムにより、非常に早い段階で革新的な技術、製品、サービスに関する情報を入手し、新興企業チームとの協力体制を構築する機会がBMWグループにもたらされる。
技術革新マネージャーのグレゴール・ギミーとマティアス・マイヤーが率いるチームは、今後BMW Startup Garageで活動することになった。ギミーはその理由ついて、次のように説明した。「私たちの会社がこの可能性を、どのようにして効率的に活用できるかを考えるべき時期に来たのです」
BMWグループは、以前から斬新で革新的な技術を探す努力をしていたが、これまでは新興企業がアイデアを携えてBMWにアプローチすることが困難だった。大企業の社内プロセスに戸惑うことも少なくなかった。BMW Startup Garageのスリムで効率的なプロセスは、スピーディで機動力のある協同プロジェクトを可能にする。したがって、より多くの新興企業を特定し、より迅速に統合することができる。関心のある新興企業は、BMW Startup Garageにオンラインで申し込むことができる。選出については、BMWグループの技術革新管理部門や各専門部門と緊密に連携を図りながら、BMW Startup Garageが直接実施する。
選出された新興企業は、数カ月間におよぶ特別プログラムに取り組む。プログラムの中核となるのは、BMWグループで活用できる機能的なプロトタイプの開発である。また新興企業は、BMWグループ内における自企業とのネットワーク構築や、事業計画策定の面でも支援を受けることができる。
原則として、世界中のあらゆる新興企業が応募できる。自動車業界の企業だけでなく、自動車エンジニアリングのアプリケーションに転用可能な技術を持っている会社も求められている。ただし、応募するにはいくつかの要件を満たす必要がある。これについてマティアス・マイヤーは、「私たちが探しているのは、優れた新興企業であって優秀な発明家ではありません。」とし、「応募を希望する場合、素晴らしいアイデアだけでなく、素晴らしいチームも持ち合わせていなければなりません。なぜなら、トップ・チームだけがアイデアの実用化に成功することができるからです。」と応募に際しての要件を説明している。
BMWグループについて
BMWグループは、BMW、MINI、ロールス・ロイスの3つのプレミアム・ブランドを擁する、自動車およびモーターサイクルのトップ・メーカーのひとつであり、プレミアムなファイナンシャル/モビリティ・サービスのプロバイダーとしても活動している。グローバルな企業として、現在、世界14ヵ国に30の製造工場を有し、140ヵ国以上に販売網を構築している。
2014年における自動車総販売台数は2,118,000台、モーターサイクルは123,000台となっている。同年度の税引前利益は87.1億ユーロ、売上高は約804億ユーロを計上した。また、2014年12月末時点における従業員数は116,324名である。
BMWグループは常に長期的な視野と責任ある行動を企業の指針とすることで成功をおさめており、その結果、すべてのバリュー・チェーンにおける環境的および社会的持続性、責任のある製品作り、さらには資源保護に対する明確なコミットメントを企業戦略の不可分な要素として確立している。