MINIとザ・ウールマーク・カンパニーがパートナーシップ締結を発表

• 若手デザイナーの支援が主眼

ミュンヘン発：

新年初頭、MINIとザ・ウールマーク・カンパニー（The Woolmark Company）は、2018年を通じてパートナーシップを結ぶことを発表した。この連携により、両ブランドは各自のデザインおよびイノベーション分野の専門知識を融合する。連携の主眼は、若手デザイナーの支援にある。今年6月にフィレンツェで開かれる、メンズファッションとライフスタイルの世界最大級の見本市ピッティ・ウオモ（Pitti Uomo 94）において、最初の成果が発表される予定となっている。その成果とはウール素材を使用したカプセル・コレクションで、将来を嘱望されているファッション・デザイナーの卵たちがデザインを手がけている。

世界中の新進ファッション・デザイナーの支援者として名高いザ・ウールマーク・カンパニーとのパートナーシップ締結は、MINIブランドのファッション分野への参加における次のステップとなる。過去2年間にMINIが発表した中で、代表的なものとして挙げられるのがカプセル・コレクション「MINI FLUID FASHION」および「MINI FASHION – BEYOND NATIVE」で、これらのコレクションはいずれも新進気鋭の国際的なデザイナーによる作品である。MINIのブランド戦略およびビジネス・イノベーション責任者であるエスター・バーネ（Esther Bahne）は、次のように述べている。「MINIは、アイコニックなデザインと都会的なライフスタイルを象徴するブランドです。ザ・ウールマーク・カンパニーとMINIは、品質に対する研ぎ澄まされた感覚と、従来の常識を問い直す勇気という共通性で結ばれています。そのため私たちは、今後の協力関係、そしてそれにより革新的な若手デザイナーたちの新たな一派が築かれることを大変楽しみにしています。」

これまでMINIとザ・ウールマーク・カンパニーはいずれも、既成の概念を常に問い直し、新たな枠組みを大胆に築き上げてきた。こうしたイノベーションの必要性に対する共通の認識は、両ブランドの協力関係の基礎を形成している。デザインに対するMINIの専門知識と、素材の研究開発におけるザ・ウールマーク・カンパニーの長年の経験から、両者の間で興味深いプロジェクトが生み出されることが期待される。

ピッティ・ウオモは、1972年以来、フィレンツェで年に2回開催されており、既成の枠にとらわれない型破りなものも含め、若手による新進気鋭のファッション・レーベルを支援している。2015年1月よりMINIは、ファッションを中心としてイタリアで毎年開かれている産業見本市ピッティ・イマジネ（Pitti Immagine）と連携している。この連携の中では、イノベーション、ディテールと品質へのこだわり、そして新たなトレンドを予測する能力に対する両者の共通の情熱が明白に示されている。