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BMWが考える新しいラグジュアリーの姿 BMWコンセプトM8グラン クーペ

ミュンヘン発: BMWコンセプトM8グラン クーペは、BMWにとって「M」という文字の背後に何が存在するのかを、印象的なスタイルで示しています。それは「もっと(more)」であり、もっと多くのあらゆること、を意味します。BMWコンセプトM8グラン クーペは、卓越したクルマであると同時にBMWブランドの考える新しいラグジュアリーを体現しています。それは極めてスポーティで、物怖じせず、目指す方向を極める存在です。

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ミュンヘン発:

BMWコンセプトM8グラン クーペは、BMWにとって「M」という文字の背後に何が存在するのかを、印象的なスタイルで示しています。それは「もっと(more)」であり、もっと多くのあらゆること、を意味します。BMWコンセプトM8グラン クーペは、卓越したクルマであると同時にBMWブランドの考える新しいラグジュアリーを体現しています。それは極めてスポーティで、物怖じせず、目指す方向を極める存在です。

 

BMWグループ・デザイン本部長のエイドリアン・ファン・ホーイドンクは次のように語ります。

「BMW 8シリーズは、BMWのラインナップにおける新たなフラッグシップ・モデルとして位置付けられます。それは比類ないスポーツ性とエレガンスを兼ね備えたクルマとなります。私たちは、このBMWコンセプトM8グラン クーペを通じて、新しいBMW 8シリーズの最もエキゾチックで魅力あふれる姿をお見せしたいと考えています。」

 

 

他にはないラグジュアリーの象徴として

BMWコンセプトM8グラン クーペは、4つのドアを備えた高級スポーツ・カーというだけではありません。このクルマは、新しくて他にはない「ラグジュアリー」の象徴です。

BMW M & BMW iデザイン本部長のドマゴイ・デュケツは、次のように説明しています。

「BMWコンセプトM8グラン クーペは、物事を刺激し、目指す方向を極めるためにデザインされています。このクルマは人々の感情を刺激し、行動を促します。このクルマでは、何か特別なものを探していて、群衆から抜け出したいと考える人々にアプローチしたいのです。つまりBMW M、は居心地の良かった場所から、頭一つでも二つでも抜け出したラグジュアリーを実現したいと考えたのです。」

これより前のBMWコンセプト8シリーズと同様に、BMWコンセプトM8グラン クーペはBMWの新しいデザイン言語を披露しています。それはこのクルマのボディワークのダイナミズムを従来よりも鮮やかに強調するような、表情豊かなサーフェス・デザインを特徴としており、数少ない精緻なキャラクター・ラインが、ボディ表面の息づくような面構成を強調しています。

 

 

フロント・エンド:ドキドキさせる躍動感

低く構え、しっかりと路面を捉える広いスタンス。BMWコンセプトM8グラン クーペの目を惹きつけるフロント・エンドからは、人並み外れたパフォーマンスがはっきりと伝わります。ボンネットに描かれる筋肉のようなサーフェスと正確な線で縁取られた輪郭は、その下で沸々と息づく運動能力を示唆しています。

 

新しいBMW 8シリーズの顔は、新しいコンセプト・モデルのフロント・エンドを見ればわかります。ラジエターの前のキドニー・グリルの輪郭は、低い重心を強調するように路面へ向けて下向きに広がっています。この2つ連なったグリルは、草創期のBMW製クーペにあったように、キドニー・フレームが分離することなく互いに接した大きな一つのエレメントになっています。ヘッドライトはキドニー・グリルよりもやや高い位置にあり、低く身構えるような印象を与えると共に、クルマと路面との近さを強調します。対照的に、金色のキドニー・フレームはフロント・エンドに特別な印象をもたらします。ヘッドライト周りでは、耐久レーサーのM8 GTEで馴染みのある照明技術を採り入れてダイナミックさを演出しています。またBMWの特徴的な4眼式フロント・エンドはヘキサゴン・デザインとして解釈し直し、現代のモータースポーツの要素とラグジュアリーな品質を、ギリギリまで削ぎ落としたデザインとして表現しています。さらに、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の迫力あるエア・インテークは、ホイール冷却用の空気を導いています。

 

 

サイド・ビュー:優美さと精密無比な力強さとの融合

離れたところから見ても、BMWコンセプトM8グラン クーペのプロポーションからはそのダイナミックなキャラクターが伝わってきます。ロング・ホイールベース、ロング・ボンネット、流れるようなルーフラインとショート・テールが、エレガントでスポーティなクーペ・シルエットを作り出しています。情感豊かなサーフェスの造形は、リヤ・ホイール上部のCピラー周りのショルダー付近でクライマックスに達します。ここでルーフの曲線はエレガントな造形のフィンとなってリヤ・エンドへと流れます。下方に目を移すと、筋肉のような盛り上がりを見せるホイール・アーチが、見た目にもリヤ・アクスルから放たれるパワーを感じさせます。滑らかに移りゆくボディ・サーフェスが独特の肉感的美しさを醸し出し、強く傾斜するショルダー部分とワイドなトレッドの組合せがこのクルマの役割を定義し、スポーツへの情熱を伝えてきます。そのすべてがBMW Mのクルマであることを表現するBMWコンセプトM8グラン クーペは、視覚的にも、また物理的にも重心位置を下げる効果を持つCFRP製のルーフや空力的に最適化されたドア・ミラーを備えています。

グリーンからグレーがかったブルーへと変化するように見えるペイント・フィニッシュのサレーブ・ヴェー(Salève Vert)が、このクルマの表面構成を極めて効果的に印象付けています。さらに金色で縁取られたウィンドウ・グラフィック、特徴的なMサイド・シル、金色のブレーキ、ホイール、Mツイン・エグゾースト・テールパイプが組み合わさって、まったく新しいルックスを生み出しています。

 

 

印象に残る存在感を放つリヤ・エンド

BMWコンセプトM8グラン クーペのリヤ・エンドは、M特有のダイナミックな瞬発力と視覚的なインパクトを醸し出しており、ワイドなトレッドと大きく膨らむホイール・アーチがこのクルマのパフォーマンスの高さを暗示しています。水平に伸びるラインがリヤ・エンドをスタイリッシュに分割し、リヤ・スポイラー下に多くの光を捕らえることで、見た目にも俊敏性の高さをアピールします。ボディ・サイドへと周り込む、ブラック・ガラスで覆われたスリムで彫刻的な造形のテール・ライトが、幅の広いスタンスを強調しています。その下のバンパーは、フロント・エプロンのダイナミックなテーマを受け継ぐデザインとなっています。見た目に存在感のあるディフューザーと、2組のMツイン・エグゾースト・テールパイプがこのクルマの絶対的なパフォーマンスを主張しています。

 

 

将来に向けて

BMWコンセプトM8グラン クーペの印象的なエクステリアは、BMW Mのコア・バリュー(中核となる価値)にエレガンス(優美さ)とラグジュアリー(豪華さ)を組み合わせて、うっとりするほどの新しい造形を生むと同時に、BMW Mの刺激的な一面を披露しています。このニュー・モデルは、BMWグループが考えているBMW 8シリーズ グラン クーペおよびBMW M8グラン クーペの将来の姿をご覧いただいたものであり、2019年の発表に向けた開発過程において、BMW 8シリーズ・ファミリーの締めくくりとなると言えます。

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