PressClub Japan · 記事.
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー受賞のV型10気筒エンジン搭載 数多くの軽量素材を使用したハイパフォーマンス・クーペ ニューBMW M6、予約注文受付開始。
Wed Sep 21 12:00:00 CEST 2005 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、2003年に14年ぶりに復活した6シリーズのトップ・モデル、ニューBMW M6の予約注文の受付を2005年9月22日(木)より全国のBMW正規ディーラーにて開始します。ニューBMW M6のデリバリーは2005年12月頃を予定しており、メーカー希望小売価格は15,600,000円<左/右ハンドル>(消費税込み、消費税以外の税、登録諸費用別)です。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、2003年に14年ぶりに復活した6シリーズのトップ・モデ
ル、ニューBMW M6の予約注文の受付を2005年9月22日(木)より全国のBMW正規ディーラーにて開始します。ニューBMW M6のデリバリーは2005年12月
頃を予定しており、メーカー希望小売価格は15,600,000円<左/右ハンドル>(消費税込み、消費税以外の税、登録諸費用別)です。
BMW史上最もパワフルなニューBMW M6は、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2005を獲得したV型10気筒エンジンや7速SMG
Drivelogic トランスミッションなど、BMW M5と同じパワートレイン、トランスミッションを搭載しながらもボディ構造は新たに専用設計を施しています。
ニューBMW M6はインテリジェント・ライト・ウェイト・テクノロジーに基づき、ルーフにはCFRP(カーボン・ファイバー強化プラスチック)を、エンジン・フードおよ
びフロント・セクションにはアルミニウム合金、フロント・サイド・パネルにはサーモセット・プラスチック(熱可塑性樹脂)、リヤのトランク・リッドにはシート・モールディ
ング・コンパウンド(SMC)を採用しています。アルミニウムを多用したサスペンションなどと相まって、車両重量は1,820kgとなります。最高出力507馬力
(373kW)/7,750rpm、最大トルク520Nm(53.0kgm)/6,100rpm、レッドゾーン8,000rpm以上という比類なきスペックで、
3.59kg/psというパワー・ウェイト・レシオを実現しています。
ドイツBMW AGを親会社とするBMW M社は1972年の設立以来、F1をはじめとするレーシング・テクノロジーを開発、量産車にフィードバックし、スポーティかつ革
新的な高性能車をこの世に送り続けています。ニューBMW M6も同社で新型モデルとして開発されました。
ニューBMW M6 のポイント
■真のサラブレッドにふさわしい存在感を持ったエクステリアとBMW Individual※のインテリア
■CFPRやサーモセット・プラスチック、SMCを使用して、徹底的な軽量化を実現
■インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2005を受賞したV型10気筒エンジン搭載で、最高出力507馬力を発揮
■第3世代シーケンシャル・マニュアル・トランスミッション
7速SMG Drivelogic(シーケンシャル・マニュアル・ギアボックス ドライブロジック)を採用
※BMWの子会社の1つであるM社の事業分野の1つで、高品質なカスタムメイド仕様車両を製作する際の、高級な素材、オリジナルのデザイン、カラーなどの名称。
●最高の駆けぬける歓び
ニューBMW M6は、インテリジェント・ライト・ウェイト・テクノロジーと呼ぶ計量化やV型10気筒エンジンと7速SMG Drivelogicトランスミッションの相
乗効果により、他のラグジュアリー・クーペとは比べ物にならないレベルのパフォーマンスを実現し、最高の駆けぬける歓びをドライバーに提供するモデルです。ニューBMW
M6は全ての領域でスポーティな走りと快適な走りを楽しめる要素がバランスよく融合されています。その結果、0-100 km/h 発進加速タイムは4.6秒であり、その
うえわずか14秒で200 km/h に達した後、そのまま電子制御された最高速度である250 km/h に達します。
■真のサラブレッドにふさわしい存在感を持ったエクステリアとBMW Individualのインテリア
BMW M社が製造するモデルは、全て日常のドライビングで高い利便性が得られるものばかりです。レーシング・カーを思わせる驚異的なパフォーマンスを発揮するにもかかわ
らず、エレガントで快適なクーペとしての性格を併せ持つニューBMW M6は、まさしく長距離運転に適したモデルであると同時に、BMW 6シリーズが持つ快適性を備えて
いるモデルといえます。このためニューBMW M6はレーシング志向の強いモデルであるにもかかわらず、運転時の快適性、アクティブ・セーフティ、そしてパッシブ・セーフ
ティは損なわれず、キャビンやラゲッジ・ルームのスペースも十分に確保されています。燃費や環境対策の面でさえ、全てのBMWモデルと同様、真の理想的なクルマといえま
す。
●存在感を持ったエクステリア
ニューBMW M6の圧倒的な個性は、その外観からもうかがい知ることができます。左右のフロント・サイド・パネルに開いた大型エア・グリル、空力特性を考慮したMドア・
ミラーや立体的なデザインのサイド・シルは、このラグジュアリー・クーペの持つスポーティな実力を表現しています。リヤのクローム仕上げの4本マフラーとディフューザー
は、ニューBMW M6のパフォーマンスの象徴といえます。
●真のサラブレッドにふさわしいインテリア-BMW Individual
ニューBMW M6のシートにはフル・レザー・メリノが標準設定され、5色から選ぶことができます。このメリノ・レザーは南ドイツで飼育された牛を使用しています。コー
ティングやスタンプ加工を施さずに作られるこの最高級レザーは柔らかく触り心地の良い表面で、ニューBMW M6にふさわしいラグジュアリーな雰囲気と、シートホールディ
ングを提供します。トリムにはBMW Individualピアノ・フィニッシュ・ブラックが装備されます。本物の木目に特殊加工のグロス・フィニッシュを施したこのトリ
ムはニューBMW M6の専用で、深いブラックの表面がニューBMW M6が特別な車両であることを室内からも感じさせます。インテリア・トリムは、カーボン・ファイバー
(M6専用)や2種類のウッド・トリムからも選択することができます。
■CFPRやサーモセット・プラスチック、SMCを使用して、徹底的な軽量化を実現
インテリジェント・ライト・ウェイト・テクノロジーとは、適切な場所に適切な素材を使用することに他なりません。ニューBMW M6のベースとなるBMW 6シリーズにお
いても、BMWは既にエンジン・フードおよびフロント・セクションにアルミニウム合金、フロント・サイド・パネルにサーモセット・プラスチック(熱可塑性樹脂)、リヤのト
ランク・リッドにはシート・モールディング・コンパウンド(SMC)を採用しています。既にこれほどまでに軽量化を図っているBMW 6シリーズから、ニューBMW
M6はさらなる技術を採用し、軽量化を実現しています。
●カーボン・ファイバー強化プラスチック(CFRP)製ルーフ
ニューBMW M6のルーフには、同じくM社開発のM3 CSLと同様にCFRPを採用しています。F1でも使用されるハイテク素材は、1000㎤あたり約1.5kgとい
う素材です。アルミニウムの2.7kg、スチールでは7.8kgという数字と比較すると、その差は歴然としています。軽量化によって燃費、走行性能が改善されだけでなく、
ルーフ部分を軽量化することは車両全体の重心が低くなることを意味します。車両の重心を低くすることが、車両の運動性能、安定性に寄与することは言うまでもありません。
■インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得した高回転型 V型10気筒エンジンを搭載
ニューBMW M6に搭載されているV型10気筒エンジンは、量産モデルの中では最高の高回転型パワーユニットです。BMWのモデル・ラインアップ中で最もパワフルなクー
ペとして位置付けられるニューBMW M6は、この新型エンジンによりこのクラスでのベンチマークを確立します。
●高回転型コンセプトの採用
BMWのMモデルを開発するエンジニアにとって、コンパクトで高回転型の自然吸気エンジンは理想的な選択肢でした。レッド ゾーンを 8,250 rpm 以上とするこの
V型10気筒エンジンは、迫力あるレーシング・カーの領域に足を踏み入れたといえます。ニューBMW M6は驚異的とも言えるリッターあたり100 馬力を超える比出力を
実現しており、まさにレーシング・カー顔負けの実力を誇る最強のクーペと言えます。
●パワーボタンによってエンジンの特性を思いのままに制御
このように驚異的なパワーを持つニューBMW M6ですが、市街地走行をする場合などは最高出力を常に必要とするわけではありません。このため、エンジン始動時には最高出
力を400PSに設定した快適性重視のP400パフォーマンス・プログラムが、自動的に作動します。P500プログラムを作動させるには、この状態でSMGセレクター・レ
バーの横についている「パワー」ボタンを押すと、V型10気筒エンジンのフルパワーを思いのまま操ることができます。
■7 速 SMG Drivelogic トランスミッションが路面に伝えるMモデルのパワー
高回転型エンジンは、接近したギア比を持ちエンジン・トルクを最適な推進力に変換できるトランスミッションを搭載した場合にのみその力を存分に駆動力に伝達することができ
ます。
ニューBMW M6には、新世代の7速SMG Drivelogic トランスミッションが採用されています。この 7速SMG Drivelogic トランスミッショ
ンは油圧装置と各種センサーを統合したコントロール・ユニットで構成され、ごく短時間での変速動作と、高知能化された変速モードによる安全で効率的なドライビングを実現す
るものです。クラッチ・ペダルが無いため、シフト操作時でもアクセル・ペダルから足を放すことなく、センター・コンソールのシフト・レバーとステアリング・ホイール上のパ
ドル・スイッチのどちらでも変速操作が行えます。パドル・スイッチを使用した変速操作では、常にステアリングを握ったままとなるので、より安全で、確実なギア・チェンジ動
作を行うことができます。
さらに、操縦安定性やトータルな安全性に寄与し、人為的なシフトミスを未然に予防する機能も有しています。たとえば、ドライバーが滑りやすい路面でシフトダウンをし、駆動
輪に過剰なトルクが掛かることで危険な状態に陥った場合、7速SMG Drivelogic トランスミッションは瞬時にクラッチを切り、コントロールを失って走行ライン
から外れるのを防ぎます。さらに、7速SMG Drivelogic トランスミッションには、登坂走行用の機能も装備されています。この機能により、通常のマニュアル・
トランスミッションで起こる坂道発進時の後退が防止できるだけでなく、坂道を検知することで、上り坂と下り坂に合わせたシフトポイントが設定されます。このため、上り坂で
の頻繁なシフトチェンジが不要になり、下り坂でもエンジン・ブレーキを十分に効かせるように、低めのギアが維持される設定になっています。
●7速SMG Drivelogic トランスミッションにより、シフト時間が20%短縮
7速SMG Drivelogic トランスミッションは、従来のSMGトランスミッションと比較してシフト時間が20%短縮し、今までに無いクイックなシフトチェンジを
可能にしています。その結果、熟練したドライバーでも不可能な程にエンジン回転数に合ったスムーズなギアシフトが可能であることから、シフトチェンジの際に必然的に発生す
るパワーフローの遮断もほとんど気にならず、停止状態から最高速度に達するまでの加速において非常にスムーズなパフォーマンスを楽しめるといったメリットがあります。
●Drivelogic (ドライブロジック):ギアシフトタイミングを思いのままに
7速SMG Drivelogic トランスミッションにはDrivelogic (ドライブロジック)機能が採用されています。ドライバーは11通りのギアシフトのプロ
グラムを選択できるため、7速SMG Drivelogic トランスミッションのシフト・タイミングを自分のドライビング・スタイルに合わせることができます。
11通りのプログラムのうち6種類については、スポーティなマニュアル・モードで、ドライバーが常にセンター・コンソールのシフト・レバーかステアリング・ホイール上のパ
ドル・スイッチで変速操作を行うものです。そのプログラムの種類はバランス性に優れた走りをもたらすものから非常にスポーティなものまで6段階の選択が可能です。自動的に
変速操作を行うオートマチック・モードの場合、シフトショックの少ないものからスポーティなものまで5種類のプログラムから選択が可能です。