BMW Group、新たな2部門を設立

ミュンヘン発：BMWグループの戦略的再編の一環として、2007年10月1日付けで新たな2部門を設立します。第1の新設部門はコーポレートおよびブランド開発
（Corporate and Brand Development）部門で、BMW AGの現コーポレート・プランニング・ディレクター、Dr. フリードリヒ・アイヒ
ナーが統括します。これによりBMW グループのコーポレート・プランニング、ブランド・マネジメント、戦略的実践の重要性が強化されます。さらにBMW
Motorrad、ファイナンシャル・サービス、Softlabもこの部門に属することになります。また、今後新規の部門が新設される場合は、この部門の下に配置されるこ
とになります。

第2の新設部門は、購買及びサプライヤー・ネットワーク部門です。BMW Motorradのトップ、Dr. ヘルベルト・ディースがこの部門を統括します。この部門は、
主にグループの経費の大部分を占める材料費の削減を担当します。BMWグループとサプライヤー・ネットワークのインターフェースを最適化し、戦略的に関連したテクノロジー
に関して社内の業務比率の見直しを行います。

2000年以降、BMWグループの基本的な組織の構造には大きな変更がありません。しかし新たな戦略により、業務がより複雑化されることが予想されます。つまり、全ての部
門が更に厳しい作業負荷を負う必要があります。木曜日に行われた記者会見において、BMW AG取締役会会長ノルベルト・ライトホーファーは「戦略の実行には、複雑化する
業務を処理でき、成長を実現できる高度な組織が必要です」と述べています。

戦略の実行に伴い、BMWグループは10月1日付けでミヒャエル・ガナルとステファン・クラウゼの担当職務の交替を決定しました。これによりステファン・クラウゼが販売及
びマーケティングを担当し、ミヒャエル・ガナルが財務を担当することになります。ライトホーファー会長は、「我々の経営陣はグローバルな思考を持ち、高度な技術を有し、そ
の知識をグループの様々な分野で発揮できる人であって欲しいと考えています。両氏は、長年にわたり素晴らしい実績を収めてきました。今後もこれまでの経験を新しい部門で共
有していくことで、優れたリーダーシップを発揮してくれるでしょう」と述べています。