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究極のスポーツ・サルーン、V型10気筒エンジンなどF1技術を数多く取り入れて、ニューBMW M5、予約注文受付開始。
Fri Oct 15 12:00:00 CEST 2004 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、昨年フルモデルチェンジを行ったBMW 5シリーズのトップ・エンドを構成するハイ・パフォーマンス・モデル、ニューBMW M5の予約注文の受付を2004年11月1日より開始します。BMWの歴史の中で最もパワフルなニューBMW M5は、7速のセミオートマチック・トランスミッションを搭載し、メーカー希望小売価格は12,900,000円<左/右ハンドル>(消費税込み、消費税以外の税、登録諸費用別)です。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、昨年フルモデルチェンジを行ったBMW 5シリーズのトップ・
エンドを構成するハイ・パフォーマンス・モデル、ニューBMW M5の予約注文の受付を2004年11月1日より開始します。BMWの歴史の中で最もパワフルなニュー
BMW M5は、7速のセミオートマチック・トランスミッションを搭載し、メーカー希望小売価格は12,900,000円<左/右ハンドル>(消費税込み、消費税以外の
税、登録諸費用別)です。
ニューBMW M5は、旧モデルと比較して消費税込み価格で140万円以上抑えた戦略的価格設定でありながらも、最高出力507馬力(373kw)、最大トルク
520Nm(53.0kgm)、レッドゾーン8,000rpm以上という比類なきスペックで、パフォーマンスは旧モデルに比べて25%も向上しています。このニュー
BMW M5のデリバリーは2005年5月頃を予定しています。
ドイツBMW AGを親会社とするBMW M社は1972年の設立以来、F1をはじめとするレーシング・テクノロジーを開発、量産車にフィードバックし、スポーティかつ革
新的な高性能車をこの世に送り続けています。ニューBMW M5も同社で開発され、初代のM5が1991年に日本に導入されて以来、第4代目となります。
ニューBMW M5 のポイント
■量産モデルとして初めて、V型10気筒エンジン搭載で、最高出力507馬力を発揮
■第三世代セミオートマチック・トランスミッション、7速SMG Drivelogic(シーケンシャル・マニュア ル・ギアボックス ドライブロジック)を採用
■M社設計の専用M スポーツ・サスペンション、エレクトロニック・ダンパー・コントロール(EDC)と、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)に
MDM(Mダイナミック・モード)を採用しスポーティにもコンフォートにも設定可能
■モータースポーツの経験から生まれた高性能ブレーキ・システム
■日常的な使用に十分に応えるビジネス・エクスプレス
最高の駆けぬける歓び
ニューBMW M5は、V型10気筒エンジンと7速SMG Drivelogicトランスミッションの相乗効果により、他の量産型サルーンでは味わうことのできないレベル
のパフォーマンスを実現し、最高の駆けぬける歓びをドライバーに提供できるモデルです。ニューBMW M5は全ての領域でスポーティな走りと快適な走りを楽しめる要素がバ
ランスよく融合されています。その結果、0-100 km/h 発進加速タイムは5秒以下であり、そのうえわずか15秒で200 km/h に達した後、そのまま電子制御
された最高速度である250 km/h に達します。
■量産型サルーンとして初めて高回転型 V型10気筒エンジンを搭載
ニューBMW M5に搭載されているV型10気筒エンジンは、量産モデルの中では最高の高回転型パワーユニットです。BMWのモデル・ラインアップ中で最もパワフルな量産
車として位置付けられるニューBMW M5は、この新型エンジンにより再びこのクラスでのベンチマークを確立します。
●高回転型コンセプトの採用
BMWのMモデルを開発するエンジニアにとって、コンパクトで高回転型の自然吸気エンジンは理想的な選択肢でした。レッド ゾーンを 8,250 rpm 以上とするこの
V型10気筒エンジンは、迫力あるレーシング・カーの領域に足を踏み入れたといえます。今回の新型エンジンは、旧モデルのM5に搭載されていたV型8気筒エンジンと比較し
ても、パフォーマンスが 25% 向上しています。また ニューBMW M5は驚異的とも言えるリッターあたり100 馬力を超える比出力を実現しており、まさにレーシン
グ・カー顔負けの実力を誇る最強のセダンと言えます。
●パワーボタンによってエンジンの特性を思いのままに制御
このように驚異的なパワーを持つニューBMW M5ですが、市街地走行をする場合などは最高出力を常に必要とするわけではありません。このため、エンジン始動時には最高出
力を400PSに設定した快適性重視のP400パフォーマンス・プログラムが、自動的に作動します。P500プログラムを作動させるには、この状態でSMGセレクター・レ
バーの横についている「パワー」ボタンを押すと、V型10気筒エンジンのフルパワーを思いのまま操ることができます。
■7 速 SMG Drivelogic トランスミッションが路面に伝えるMモデルのパワー
高回転型エンジンは、接近したギア比を持ちエンジン・トルクを最適な推進力に変換できるトランスミッションを搭載した場合にのみその力を存分に駆動力に伝達することができ
ます。
ニューBMW M5には、新世代の7速SMG Drivelogic トランスミッションが採用されています。この 7速SMG Drivelogic トランスミッショ
ンは油圧装置と各種センサーを統合したコントロール・ユニットで構成され、ごく短時間での変速動作と、高知能化された変速モードによる安全で効率的なドライビングを実現す
るものです。クラッチ・ペダルが無いため、シフト操作時でもアクセル・ペダルから足を放すことなく、センターコンソールのシフト・レバーとステアリング・ホィール上のパド
ル・スイッチのどちらでも変速操作が行えます。ステアリング・ホイールのパドル・スイッチを使用した変速操作では、常にステアリングを握ったままとなるので、より安全で、
確実なギア・チェンジ動作を行うことができます。
さらに、操縦安定性やトータルな安全性に寄与し、人為的なシフトミスを未然に予防する機能も有しています。たとえば、ドライバーが滑りやすい路面でシフトダウンをし、駆動
輪に過剰なトルクが掛かることで危険な状態に陥った場合、7速SMG Drivelogic トランスミッションは瞬時にクラッチを切り、コントロールを失って走行ライン
から外れるのを防ぎます。さらに、7速SMG Drivelogic トランスミッションには、登坂走行用の機能も装備されています。この機能により、通常のマニュアル・
トランスミッションで起こる坂道発進時の後退が防止できるだけでなく、坂道を検知することで、上り坂と下り坂に合わせたシフトポイントが設定されます。このため、上り坂で
の頻繁なシフトチェンジが不要になり、下り坂でもエンジン・ブレーキを十分に効かせるように
、低めのギアが維持される設定になっています。
●ニュー7速SMG Drivelogic トランスミッションにより、シフト時間が20%短縮
7速SMG Drivelogic トランスミッションは、従来のSMGトランスミッションと比較してシフト時間が20%短縮し、今までに無いクイックなシフトチェンジを
可能にしています。その結果、熟練したドライバーでも不可能な程にエンジン回転数に合ったスムーズなギアシフトが可能であることから、シフトチェンジの際に必然的に発生す
るパワーフローの遮断もほとんど気にならず、停止状態から最高速度に達するまでの加速において非常にスムーズなパフォーマンスを楽しめるといったメリットがあります。
●Drivelogic (ドライブロジック):ギアシフトタイミングを思いのままに
7速SMG Drivelogic トランスミッションにはDrivelogic (ドライブロジック)機能が採用されています。ドライバーは11通りのギアシフトのプロ
グラムを選択できるため、7速SMG Drivelogic トランスミッションのシフト・タイミングを自分のドライビング・スタイルに合わせることができます。
11通りのプログラムのうち6種類については、スポーツ・モード(Sモード)と呼ばれるもので、ドライバーが常にセンターコンソールのシフト・レバーかステアリング・
ホィール上のパドル・スイッチで変速操作を行うものです。そのプログラムの種類はバランス性に優れた走りをもたらすものから非常にスポーティなものまで6段階の選択が可能
です。自動的に変速操作を行うドライブ・モード(Dモード)の場合、シフトショックの少ないものからスポーティなものまで5種類のプログラムから選択が可能です。
■細部に渡る対策と変更を数多く施した結果、5シリーズがM5に進化
ニューBMW M5のサスペンションとその電子制御機構は、ニューBMW M5専用に開発された部分と、広範囲な改良を加えた部分、そしてMモデル特有のパフォーマンスに
適合させた部分で構成されています。ニューBMW M5にはエレクトロニック・ダンパー・コントロール(EDC)が採用されており、サスペンションの設定用に3 種類のプ
ログラム(コンフォート、ノーマル、スポーツ)が用意されていて、ドライバーの選択によりサスペンションの特性を切り替えることができます。ドライバーは、このEDC機能
をステアリングのM Drive ボタンかSMGセレクター・レバーの横にあるボタンで操作します。
さらにニューBMW M5には、このモデル専用に設計された新世代のダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)が装備されています。このDSCシステムは、
SMGセレクター・レバーの横についているボタンを押すと作動解除できます。 また、ドライビング・ダイナミクス・プログラムは、いわゆる 「M Drive」にあら
かじめ設定されていて、ステアリング ホィール上の M Drive ボタンを押すことで作動を開始します。なお、DSCの第1ステージは、5シリーズのDSCとほぼ同じ
レベルの設定で、第2ステージ (Mダイナミック・ モード)は、スポーツ性を強く求めるドライバーから高い評価が受けられるような設定になっています。
■モータースポーツの経験から生まれた高性能ブレーキ・システム
とてつもなく大きなパワーをコントロールするために、ニューBMW M5には大径の高性能ブレーキ・システムが装備されています。そして、このブレーキ・システムにはドリ
ルホールを設け、重量の最適化を図ったコンパウンド・ブレーキ・ディスクが採用されています。アルミニウム製スイング式ツインピストン・キャリパーは、最低の重量と最高の
強度を実現するために最適化が図られ、ニューBMW M5は一流のスポーツカー並みの制動距離を達成しています。実際、100 km/h からの制動停止距離は36m以下
で、200 km/h からの制動停止距離も140m以下となっています。
■日常的な使用に十分に応えるビジネス・エクスプレス
BMW M社が製造するモデルは、全て日常のドライビングで高い利便性が得られるものばかりです。レーシング・カーを思わせる驚異的なパフォーマンスを発揮するにもかかわ
らず、エレガントで快適なサルーンとしての性格を併せ持つニューBMW M5は、まさしく長距離ドライブに適したモデルであると同時に、BMW 5 シリーズが持つ快適性
を備えているモデルともいえます。このため、 ニューBMW M5はレーシング志向の強いモデルであるにもかかわらず、運転時の快適性、アクティブ・セーフ
ティ、そしてパッシブ・セーフティは損なわれておらず、キャビンやラゲッジ・ルームのスペースも十分に確保されています。燃費や環境対策の面でさえ、全てのBMWモデルと
同様、真の理想的なクルマといえます。
●控えめなエクステリア
ベーシックな5シリーズとのデザイン面における差別化は控えめになっていますが、その方向性には一貫性が見られます。つまり、BMWの量産モデルが共通して持っている遺伝
子を損ねることなく、ニューBMW M5のスタイリングに驚くほどハイレベルな独自性を持たせることを狙いとしています。改良されたフロントとリアのエプロン部分は瞬時に
目を奪うデザインで、その他にもサイドシルと若干ふくらみを増したフェンダーによって差別化されています。伝統的に、BMWのMモデルは、専用デザインのドア・ミラー、全
てのM モデルの決定的な特徴である4本出しのテールパイプ、そして専用ホィールによって「ノーマル・モデル」との差別化を図っています。そしてニューBMW M5は非常
に魅力的なエア・アウトレット・グリルをフロントのサイド・パネルに設けました
。
●さらにスポーティなインテリア
ニューBMW M5の内装はレザー・インテリアになっており、3色のカラーが用意されています。このレザー・インテリアは、元となる5シリーズに(オプションで)様々な装
備を装着し、非常に豪華なレザー・インテリア仕様に仕上げたものよりも、さらに洗練された雰囲気をもたらしています。その他、5 シリーズとのさらに大きな違いとしては、
メーター・パネル、専用に開発されたM専用ヘッドアップ・ディスプレイ、 M Drive ボタンを装備したステアリング、新たにデザインされたセンターコンソールがあり
ます。