eモビリティのダイナミックな成長：BMWグループのピュアEVの販売台数が倍増

• 電動化の推進が成果を出す：今年1月から9月までのBMWとMINIのピュアEVの販売台数は合計12万8,196台（+114.8%）
• BMWグループの今年1月から9月までの累計販売台数が174万7,889台に到達
• BMWグループの9月の世界販売台数は6.6％増加
• 第3四半期は前年並み：中国と米国で成長を続ける
• BMWブランドはプレミアム・セグメントで第1位を維持
• ピーター・ノータ：「ピュアEVのダイナミックな成長は当社の製品の魅力を強調」

ミュンヘン発：BMWグループによる2022年1月から9月までのBMWとMINIのピュアEVの世界販売台数は合計12万8,196台に達し、前年同期比で2倍以上となった（+114.8%）。このように、BMWグループはピュアEVへの強い関心を力強い成長につなげることができた。

BMW AGのカスタマー、ブランド＆セールス担当取締役のピーター・ノータは、次のように述べている。「ピュアEVモデルのダイナミックな成長は、エレクトロモビリティへの移行を引き続き推し進めるBMWグループの電気自動車ラインアップが、いかに顧客の支持を得ているかを反映しています。ドライブトレイン技術全般にわたる魅力的で持続可能な製品ラインアップと好調な業績により、当社は、2022年の販売目標達成に向けて順調に進んでいます。」

上半期はウクライナでの戦争に加えて供給面での制約から納車数が減少したが、それに続く第3四半期のBMWグループの販売台数は、前年並み（-0.9%）の58万7,795台となった。1月から9月までに、合計174万7,889台のBMW、MINI、ロールス・ロイスが顧客に納車された。9月のBMWグループの販売台数は6.6%増加し、21万543台が顧客に納車された。

販売台数が前年をわずかに下回ったものの、BMWグループは2022年度の通期目標を確認した。

BMW グループは 2022 年に BEV 販売台数の倍増を目指す

BMWグループは、今年1月から9月までに、BMWとMINIのピュアEVを合計12万8,196台を販売した（+114.8%）。 第3四半期には、5万2,306台のBMWとMINIのピュアEVが顧客に納車された（+121.6%）。

BMWの2つのイノベーション・フラッグシップであるBMW i4とBMW iXは、非常に好調な新規受注により、BMW iX3*とともに引き続き成長を牽引している。この勢いは、BMWブランドの2つの最新ピュアEVモデル、BMW i7*とBMW iX1*によってさらに増すであろう。いずれのモデルも、中国市場向けの3シリーズ電気駆動モデルのロング・ホイールベース・バージョンと同様に、顧客から非常に高い評価を得ている。ピュアEVのMINI Cooper SE*も力強い成長を遂げており、BMWグループの電気駆動モデルのラインアップの重要な柱となっている。その結果、2022年のピュアEVの販売台数は、倍増する勢いである。

BMWグループは、電気自動車モデルのラインアップを急速に拡大し続けている。2023年には、BMW i5や、10月にワールド・プレミアを飾る完全なバッテリー電気自動車のロールス・ロイス・スペクターを含め、さらなるモデルが登場する予定である。

このように急速に拡大する製品ラインアップと高い需要を背景に、BMWグループでは2025年末までに200万台を超えるピュアEVを路上に送ることを目指している。

BMW は世界で最も売れたプレミアム自動車ブランドの地位を維持

幅広いハイテク製品と革新的なドライブトレインにより、BMWブランドの第3四半期の世界販売台数は合計51万7,689台（-1.4%）に達した。ピュアEVモデルに加え、BMW 4シリーズ グラン クーペ、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー、BMW X5も高い需要がある。今年1月から9月までの間、BMWブランドは、世界のプレミアム自動車セグメントで第1位の座を維持することができた。

四半期業績が BMW M を史上最高記録への軌道に乗せる

BMW M GmbHは、M Performance初のピュアEVモデルであるi4 M50*とiX M60*の市場導入が成功を収め、高性能モデルの頂点に立つM3とM4に対する需要が引き続き高いことを追い風にして、今年1月から9月までの販売台数が前年をわずかに上回る12万4,459台（+1.2%）となり、上半期業績を経て成長軌道に戻った。このようにBMW Mは、50周年となる今年も記録的な年になりそうな勢いであり、第4四半期には、発表されたばかりのM3ツーリングが市場に導入されて有終の美を飾るであろう。

MINIが優れた四半期業績を達成

MINIブランドは、今年に入ってから20万9,271台を世界中の顧客に納車した。1月から9月までの間に、MINIはピュアEVのMINI Cooper SE*を2万9,191台（+45.2%）販売した。この販売台数の増加は、ブランドの特徴である完全電動ゴーカート・フィーリングに顧客が夢中になっていることを裏付けている。

MINI特別仕様車であるMINI 3 Door、MINI 5 Door、MINI ConvertibleのResolute Edition、MINI ClubmanのMINI Untold Edition、MINI CrossoverのMINI Untamed Editionは、いずれもエクスクルーシブなデザインと装備によって、MINIブランドの人気を高めるのに貢献している。

ロールス・ロイス・モーター・カーズの販売台数が9%増加

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、今年1月から9月までに4,701台（+8.9%）の販売台数を記録した。全モデルとも高い需要が続いており、顧客からの注文はすでに来年まで埋まっている。同社初のピュアEVモデルであるロールス・ロイス スペクターの納車は、2023年の第4四半期に開始される。この新製品により、ロールス・ロイスは2030年までにポートフォリオ全体を完全電動化するための基礎を築く。

BMW Motorrad ：第 3 四半期の好調な業績により成長戦略の成功を改めて確認

1月から9月までの間に、BMW Motorradは15万9,333台のモーターサイクルを顧客に納車した。上半期の好調な販売実績に続き、第3四半期も、BMWグループのモーターサイクルとスクーターに対する顧客の高い需要は衰えることなく続いた。全体的に厳しい状況が続いているにもかかわらず、BMW Motorradの販売台数は1.7%増加し、2021年同期の記録的な数字さえも上回った。その非常に魅力的な製品ポートフォリオに加え、ピュアEVのBMW CE 04をはじめとする革新的で感情に訴える新型モデルの市場導入を2022年に成功させたことが、BMW Motorradの成功を保障している。

BMW & MINIの地域／市場別の販売台数

中国では、BMWグループの第3四半期のBMWとMINIの合計販売台数は21万4,146台に達し、前年同期比では5.7%増となった。今年1月から9月までに、合計59万2,873台のBMWとMINIが顧客に納車された。

米国では、2022年第3四半期に合計8万5,209台のBMWとMINIが販売された。これは前年と比較して3.8%の増加に相当する。1月から9月の期間では、合計24万9,835台のBMWとMINIが顧客に納車された。

欧州では、BMWとMINIを合わせた第3四半期の販売台数は19万6,178台（-11.1%）に達した。1月から9月までに、合計62万9,818台のBMWとMINIが顧客に納車された。

ドイツでは、1月から9月までに18万4,476台のBMWとMINIが登録された。この販売台数は、ドイツ国内市場において競合他社を圧倒している。

BMWグループの2022年第3四半期の販売台数／1～9月の累計販売台数

*電気自動車およびPHEV

BMW & MINIの地域／市場別の販売台数

*暫定登録数

このプレスリリースで報告されている納車数は暫定的なものであり、2022年9月30日までの四半期報告書が発行されるまでの間に変更される可能性がある。納車数の算定方法に関する注記は、BMWグループレポート2021の97ページに記載されている。

* 電力消費量／CO₂排出量データ：

BMW iX3：消費電力（kWh/100km、複合）：18.9～18.5（WLTP）

BMW i7 xDrive60：消費電力（kWh/100km、複合）：19.6～18.4（WLTP）

BMW iX1 xDrive30：消費電力（kWh/100km、複合）：18.1～16.8（WLTP）

MINI Cooper SE：消費電力（kWh/100km、複合）：17.6～15.3（WLTP）、16.9～14.9（NEDC）

BMW i4 M50：消費電力（kWh/100km）：22.5～18.0（WLTP）

BMW iX M60：消費電力（kWh/100km）：24.5～22.5（WLTP）